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自己啓発本を、どうしても読むのなら伝えたいこと。

読んではいけない・買ってはいけない、とまでは思わないけれど、仕組みを理解するのは大切だと思います。

けいはつ【啓発】
(名)スル
人々の気がつかないような物事について教えわからせること。「大いに━された」
大辞林 第三版
 
じこけいはつ【自己啓発】
自分自身の潜在的な能力を引き出すための訓練。
大辞林 第三版

啓発も自己啓発も望ましいことだけど、成長を目指して自己啓発本ばかり読むのは、一時高揚するだけで何も残らないと思う。エナジードリンクと似て、毎日飲むのは心配。エナジードリンクの場合は、元気の前借りだし。

・気分を売っている
・枝葉の知識である
・何かが身につくわけではない

例外はあるかもしれないけれど、自己啓発本は上記パターンが多いと思います。1冊読んで繰り返し練習すれば、武器になるスキルが身につく本と比べると、成長のきっかけにはなるかもしれないけれど、具体的な行動を別に用意しないと成長しにくいと思います。

『道は開ける』『人を動かす』はロングセラーだし、アドラーは自己啓発に影響を与えているから、アドラー関連本を中心に抑えたら、新作の自己啓発本を追わずに済むと思う。例えば考え方や性格を変えたいといった悩みなら、この辺りの本を読んで実践すれば解決出来ます。時間に洗われているから、ロングセラーには意味があります。

テーマと著者の価値観の関係を学ぶ上で、一冊を30分とかで読めるので、中谷彰宏作品をテーマバラバラで、仕事術や考え方から恋愛まで幅広く20冊ほど読んでみると、テーマごとに出力は変わるけど著者の価値観の変わらない部分が見えてくると思います。書いてあること・言ってることから、価値観を読む練習に便利です。図書館に行けばたくさんあるはず。書店でも著者名でコーナー出来る多作ぶりですし。

中谷彰宏作品は、有料noteや blogにしても相性が良さそうな書き方・構造だから、そこに注目するのもいいかもしれません。

自己啓発本を読むなら、目的意識を持って、ベストセラーではなくロングセラーを狙うことをオススメします。『道は開ける』の旧版、古書で100円でしたよ。自分の内面の問題も、人間関係の問題も、多くの問題は繰り返し様々な人が悩んできた「人間の課題」だから、そんなに何冊も読まなくても、対応出来るものが望ましいですね。定期的に、買い続けるの、本人の楽しみならいいけど、たぶんそうじゃなくて困りごとが解決してないわけだから。


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