鬼滅の刃はチームプレイだから、主人公が作中で人間側最強である必要はない

#ネタバレ ジョジョ第2部と鬼滅の刃のネタバレを扱います。未読の方はご用心。

炭治郎、柱にならないんですね。出世自体はしていたみたいですけど、時透無一郎のように2ヶ月で柱は無理だったのかな。柱は煉獄さんの席が不在だけど、水柱2人になるのがまずかったのかな。刀鍛冶の里で上弦を犠牲無しで倒して、怪我を治す時間があったから、検討するチャンスはあったんですよね。

他のジャンプの少年漫画でも、出世しない主人公、いた。

善逸・伊之助・禰󠄀豆子も最終戦でも戦力になるくらい育ちましたが、炭治郎は日の呼吸を伝承されてて別格ですよね。主人公だし。ジョジョの第2部のボス・カーズは、太陽を克服して完全体になって、火山の力で宇宙に捨てるしかありませんでした。鬼滅の刃では、倒します。

不死川兄が片手失ってることと、悲鳴嶼さんも助からない深傷を負っていますが、完結する段階で炭治郎はこの2人に追いついてないと思うんです。時透無一郎は越えたと思う。

鬼滅の刃自体が、デバフ（弱体化）でボスを倒そうぜって考え方なので、ドラゴンボールの悟空とは違う強さでいいんですよね。むしろ、チームプレイなので、団結する絆の「結び目」が炭治郎なのかもしれない。ゴールするのは、炭治郎じゃなくても、いい。

炭治郎の兄妹は太陽克服したし、日の呼吸を受け継いでいたから、結果的に、鬼舞辻無惨が襲ったことは意味があるのですけど、冒頭だけ読むと、辺鄙な土地に何で？　って思うし、冨岡さんが半日早く到着したら、無惨と柱1人で戦う羽目になるので、色々無理ですね。

僕らは日常生活で毒を用いることは無いですが、強くなる方向だけでなく、弱体化させる方向は無いか、考えてみてもいいのかもしれません。

Photo by Robin Spielmann on Unsplash

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