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「葬儀はシンプルに・・・」

 こんにちは、芥子です。
 だいぶ間が空いてしまいました。

 いろんな事情が重なり、シフトの変更や
職員不足でギリギリの人数で仕事をこなし、
夜勤の回数も増え、正直体が追いつかず・・・
 今もまだ忙しさは変わりませんが、
少しづつまた書いていこうと思います。

 皆さんの葬儀のイメージは、
どんな感じですか?
   「堅苦しい」「厳粛」
 自分が思っていたイメージは、
そんな感じでした。
 でも最近、自分が勤めている職場で
一人の入居者様が旅立たれました。
体調を崩されたのが3月末で、
亡くなられたのが5月中旬・・・
その間、ご家族様も何度も面会に来られ
日々過ごす状況を一緒に見てきました。

 自分も介護の仕事をしてからさまざまな
看取りを経験し、その度にご家族様との
関わり方も学ばせていただきました。
 ご家族様の気持ちも尊重し、ご本人に
苦痛なく過ごしていただけるように、
職員同士も一緒になり対応させて
いただきました。

 そして、その入居者様が旅立たれた後、
退去の為、再度ご家族様に会う事が出来ました。
葬儀の様子を写真に収めていた様子で、
見せていただく事が出来ました。
 亡くなられた後、ご自宅に連れ帰られて
娘と息子さんとそのご家族、お孫さんひ孫さんと
自宅で一緒に過ごされ、葬儀という事はせず、
皆んなに見守られながら荼毘にふしたと
お話がありました。
 写真には入居者様といつも枕元にあった
ぬいぐるみ。そして周りには、お孫さんや
家族さんがいて、悲しさが一つも感じられず
逆に賑やかさを感じました。

 ご自宅から火葬場に行った際に、
そこの職員から「ご自宅から来られたんですね。
とても喜んでいらっしゃると思いますよ」と
声かけられたそうです。
 今は、葬儀場から来られる方が殆どなので
ご自宅からの搬入は、珍しい事なのかもしれません。
ご家族様も満足した表情で、ご挨拶に来られ
自分達も達成感を感じました。

 高齢になるにつれ、訪問客など少ないと
思いますし、身内のみで行う事も今後は
普通なのかと思います。
 自分も葬儀はせず、娘達には少し迷惑に
なるかもしれませんが、しっかりと準備をして
送ってもらえるようにしたいと思います。

 歳をとってから考えるより、今の時代は
若い時から理想など考えても良いものと
思います。
 
 皆さんも、「自分の葬儀」
いろいろ考えてみませんか?

 さて、次回は・・・
「終末期ケア専門士について」
お話ししようかと思います。

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