見出し画像

きっかけは膝が痛くなったから(沼落ちの経緯)

私には推しがいる。Maison BのSHOYAくんだ。

2nd EP「Build Up」に収録されている「Rock Right Now」のMVでのSHOYAくん。超かわいい。

彼はINIを輩出したPRODUCE 101 JAPAN SEASON2(通称プデュ、日プ2とも言う)というオーディションを経て、ラッパーのKEN THE 390さんがプロデュースするHIPHOPボーイズグループMaison Bのダンスボスベイビーとして活動している。
SHOYAくんの魅力的なダンスに心奪われ、目を離せないパフォーマンスに釘付けとなり、まっすぐ努力し続ける彼に夢中だ。


今回は沼落ちの経緯について書こうと思う


私は元々アイドルに特別興味は持っていなかった。10代の頃は2次元が好きだったし、20代になってようやく3次元の推しができたが、それは年上のカナダ人プロレスラーだった(みなさん、ケニーオメガは素晴らしい選手です。お時間ある時に調べて見てください。人間って飛べるんですよ🪽)
そんなアイドルに興味無い人間が何きっかけでハマったのか。きっかけは膝を痛めたからである。

2021年春。まだ世の中はコロナ禍真っ只中。常にマスク生活。仕事柄感染すると大事になるため、県外には出かけられず休みの日はずっと家にいる日々。家で出来ること、色々なことをした。キャンドル作り、料理、セメントを練ってタイル工作をしたこともある。しかし2020年から2021年にかけてある程度やり尽くした感があった。要は暇だったのだ、とてつもなく。
暇を持て余した私は念願のSwitchをゲット!(当時Switchの転売ヤーが多く品薄状態。転売ヤーを憎んでいる私は絶対正規価格で買いたかったため手に入れた時の喜びはひとしおだった)運動不足解消にリングフィットをやり始めた。運動が苦手な私でも楽しく運動できて、夢中になって遊んだ。筋肉痛が心地よい。ただここで問題が起きた。リングフィットでスクワットをやりすぎてしまい、膝がものすごーく痛くなってしまったのだ。夢中になると途中で止められなくなるのが私の悪い癖。身体を動かす仕事のため、これ以上膝を痛める訳にはいかない。膝が痛くなり、また暇になってしまったのだ。
休みの日、膝が痛いため(座っているだけでも痛いレベルまで痛めてしまった)ゴロゴロしながらYouTube を開くとおすすめ欄に日プ2の公式動画が載っていた。(まだレベル分けのパフォーマンス動画は上がっていなくて評価の動画だけだった)
「これあれか、JO1のオーディションのやつか」
特別アイドルに興味はなかったが、ネットニュースを見るのは好きなので、日プ無印の存在は知っていた。
何回でも書く。あの時私はめちゃくちゃ暇だった。
暇だったため、時間はたっぷりある。すぐ全部の動画を見ようとしたが1つ目の動画を見て1回止まった。
若い男の子たちが多くて区別がつかん!
60人(日プ2はコロナ禍ということもあり、放送される段階で投票により101人から60人になっていた)も覚えられない!そんなの失礼すぎる!人生かけてオーディション受けてるのに!
根は真面目、真面目すぎるところがあるので、一旦ホームページを確認してから動画を見ることにした。正直オーディションの宣材写真はどの子も刺さらなかった。(その後動画を見るとみんなかっこよくてびっくりした!メイクが合ってなかったのかなぁ)
どれがどの子か分かるようにしたかったので、身長と体重の欄を一通り見ていた。当時の私は体型や髪型で60人の男の子たちを判別しようと試みたのだ。その中で目が止まった子が福田翔也、今の推しだ。
「こういうオーディションに出る子は背が高くて細い子だろう」という先入観があった。実際モデルのような体型の子も何人もいた。その中で小柄な身長、痩せているとは言い難い体重は目立っていた。
ただ、私としては全くネガティブな印象ではなかった。前述の通り、私は元々プロレスオタク。筋肉隆々なプロレスラーを見たりバズーカみたいな一眼レフで撮ったりしてきていた。「あー、この子きっと筋肉質な子なんだ。筋肉って重いもんねー」という感想だった。

「よーし、60人の名前は覚えたから動画見てくぞ!」と意気込んで見ていく。
動画の中の練習生たちは宣材写真の何倍もかっこよかった。そして、Dフライト(ヴァサイェガ光、福田翔也)の評価の動画にたどり着いたのだ。

この動画の中でトレーナーの仲宗根梨乃さんにフリーで踊るように言われた福田翔也。
そこでのフリーのダンスに心を鷲掴みされたのだ。「急にこんなに踊れるものなの?」「上から撮られてる時の視線凄•••」「え?やっば•••」となり、名前を確認すると宣材写真を見ていた時に気になっていた彼だった。
そこから「動く福田翔也が見たい」という気持ちが生まれ、今はなきGYAO!をインストール、毎週本放送を見ていくことになる。

しかし、この時点では沼の畔に立って沼の中をチラ見してる状態。「なんかこの子いいなー」くらいで「絶対!この子じゃなきゃ!!だめ!!!」までは至っておらず、誰にも投票せず楽しんで番組を見ていたのだ。

沼に突き落とされた瞬間ははっきり覚えてる。グループバトルの時だ。

この時、リーダー、そしてセンターだった翔也くんはチームのために夜遅くまで振り入れをし、チームのみんなにダンスを教え、さらには相手チームにもダンスを教えていた。凄すぎるのである。(そして相手チームのセンターは今現在一緒のグループで活動している安江律久くん。運命を感じるというか何というか)
結果として、翔也くんの所属していたグループの得票数が多く、勝利を手にしたのだが•••

翔也くん、思ったような票数、評価を得られず涙が止まらなくなってしまったのだ。チームは勝ったから喜びたいけど、悔しさもあって、でも悔しさを出すと相手チームにも失礼になってしまう、難しい•••。
泣いている福田翔也を見て、私はとても動揺してしまった。それまで勝手に「この子は強いだろうから泣かずに最後まで行くだろう」と思い込んでいたため、涙いっぱいの姿を全く想像していなかったのだ。「こんな凄い子が評価されないなんて悔しい」「こんな魅力的なのに」という気持ちでいっぱいになった。そして「投票せねば」となり、毎日毎日投票することとなり、どっぷり沼に浸かっていくこととなる。

視聴者投票という番組のシステムがあるからか、ファンの熱量と比例するかのようにアンチコメント、誹謗中傷も増えていく。
コメント欄の言葉に傷ついて、パフォーマンス動画を見るのが怖くなったこともある。
あまりに理不尽な言葉に言い返したくなったこともあった。しかし同じことをしたらそれ以上に醜くなってしまう。それは推しの顔に泥を塗る行為だ。悔しさは推しへ「大好き!」と言葉にすることで昇華していた。
結局32位でこのオーディションを終えた福田翔也。
番組が終わったらオタクたちもそれぞれ元いた沼に帰って行ったり、番組は番組として割り切って楽しんだりする人が大多数だと思われる。
しかし私は2024年になっても福田翔也もといSHOYAくんの沼に浸かっている。SHOYAくんを見つけられたこと、応援できていることが嬉しいし「この人のこと見つけられた私って天才じゃなーい?」って気持ちにさせてくれる、エンパワメントを与えてくれる推しが誇らしい。
彼が諦めずステージに立つことを選んでくれたことに非常に感謝しているとともに、あの時膝を痛めていなければ、あんなに長くて情緒不安定になりなる(悪口になっちゃった)オーディション番組見ることはできなかった。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がある。
一見関係ないことが意外なところで影響が出る、という意味のことわざだ。膝を痛めたことで、普段は見ないアイドルオーディション番組を見て、SHOYAくんをみつけた、まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」に当てはまると思う。
今回は沼落ちの経緯について書いたから、今度書くことがあれば今現在の推し活について書きたい!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?