帯無限回廊案内人

無限回廊案内人の帯

無限回廊案内人の帯について。
今月のテーマの色彩に則ってお話しします。
まず、右側ですが、ピンク系とグリーン系の背景が交互に並んでいます。
これは、
補色の関係にある色を交互に並べることでどちらの印象も埋もれることがありません。
また、
ピンク系の方は紫に、緑系の方は青に寄っている為、クリスマスのような奇抜な印象ではなく、柔らかさを含んでいます。
彩度・明度があまり高くないのもポイントですね。その効果で、見ていても目がチカチカする事がないよう配慮されています。
次に左側。
本の帯と言えば、煽り文ですよね!
帯の醍醐味!
ここでポイントなのは、背景がブルーベースであること、オレンジはほぼ補色に当たること、そして、中央のセリフ部分が白抜き文字でない事の3つです。
前半2つは、前述した右側の話と被るので割愛。
今回は最後の1つについて。
背景はブルーベースとは言いましたが、恐らくライトグレイッシュ系のブルーベースなのです。と言うことは、白抜きにしてしまうとテキストの印象がぼやけ、読みにくくなってしまいます。そこで、オレンジからの流れで赤文字白囲みにすることによって、文章が読めるよう工夫されています。
何故白で囲んだか。
これに関しては、背景とテキストを乖離させない為ではないかと考えます。
黒で囲うと文字は読みやすいですが、本の表紙の印象が薄くなる。また、文字だけが、主張しすぎてしまう。
その為に白で囲ったと考えています。

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