おもちゃのような、デルフトの街
デルフトの街のうち、観光地となっている部分は、ごくごく限られた街角
全体的には、政治の中心地であるハーグ(デン・ハーグ)のベットタウンといったところでしょうか。
デルフト駅前からはデン・ハーグ行の路面電車が走っています。
旅行記に書いたように、この日は朝までアントウェルペンにいて、移動のあと最初に降り立ったのがこのデルフトの街だったのです。
まず、この明るい色合いに、驚きました。
ベルギーはどっちかというと「白っぽい」ですが、オランダは「カラフル」
そんな感じです。
そして、チャリンコが多い。
平坦な国土だから、やっぱり自転車が便利なのでしょう。
だからか、自動車は少なめでした。
デルフトの、ひとつのシンボル、この「傾いちゃった塔」
なんで傾いちゃったかは、この写真から、読み取れるはず。。
運河の上に、建てちゃったんですね。土地がなくて。
そしたら建設途中からずいずい沈んで、傾いちゃったそう。
それでもあきらめずに建設を続けて、傾いたまま完成させたのだとか。
上の方は、途中で傾きに気がついて、修正しながら積み上げたそうなので
よーくみるとテッペンにむけて垂直に戻ってくのがわかりますよね。
こういうの、なんかオランダ人っぽいというか…
あ、まいっか、って笑ってるのが想像できて、なんか微笑ましいです。
ただ一方で、近隣住民にとっては嬉しい話ではなく…
実際にこの塔があることがストレスで、引っ越しちゃった人、訴訟起こした人なんかもいたのだそうです。そら、そうやな。
なお、訪れたのは2018年の9月ですが、すでに紅葉が始まっておりました。
確かにこれは、精神衛生上、よろしくないよねw
絶妙な?バランスを保って数百年存在し続けているのはピサの斜塔と同じ。
これでめげないオランダ人。
この街には、この「旧教会」の失敗を踏まえて作り直した「新教会」があります。
リベンジに燃えたのでしょう。
この馬鹿でかい鐘楼!見事です。
傾いてない…はずですが…どうでしょうか
んー
うーん
むむむ?w
ところでデルフト、主産業は陶器。デルフト陶器は有名だそう。
なるほど財力があったから、教会二つも建てられたのですね。
そして陶器で有名ということは、土が柔らかいわけです。
傾くわけですねぇ。
ところで、そんなデルフト新教会
こんな、おもちゃみたいな広場の中に建っているのです。
そして、巨大な市役所。ごめんなさい、パッと見て、魔王の城っぽいと思いました。色合いかなぁ…
本当はフェルメールの「デルフトの眺望」の場所にも行ってみたかったのですが、今日はこのあとまだ移動があったので、デルフト散歩はこのぐらいでおしまい。
小さいけれど素敵な街。オランダ、デルフトの街歩きでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!