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定光寺の橋上は絶景(3)

定光寺シリーズ第3回です。


定光寺駅前、対岸とを結ぶ「城嶺橋」です。
前回も書きましたが、明治時代に架橋され、現在の橋は昭和10年にコンクリート造されたもの、とのこと。

親柱。装飾も施されて優美なデザインです。

橋上から北東(多治見方面)を眺めるとこんな感じ。岩場が広がる、景勝地ですね。

で、西側…

「定光寺」の文字を掲げるこちらは、ホテル「千歳楼」の廃墟です。
かつては一大観光地として栄えた定光寺の、ランドマーク的ホテルでしたが、2003年に突如倒産。経営者が行方不明になったり、債権がサービサーの間を転々とするなど、きな臭い感じで現在所有者不明のため、取り壊しもできないのだそうです。
で、隣の古虎渓と共に心霊スポットとして有名になり、繰り返し不審火に襲われ、挙句白骨死体が出てくるという、物件だそうです。

さてさて、対岸にわたってみます。
対岸には一応、バス停があります。

こちらは愛岐道路。交通量はとても多くて、いきなり現実に引き戻された感じですかね。
なお、こちら側の旅館『應夢亭』は、現在も営業中。宿泊も可能で、楽天で予約が取れるみたいです。

少し路肩を歩くと、愛岐道路の料金所跡に出ることができます。
ここから、先ほどの千歳楼を眺めることができます。

徐々に自然に還りつつあるのが、なんとも。
なお、屋上に電波塔が建っていますが、どうやらNTTが使っているみたいです。NTTとか中電とか、インフラ系企業のタフさって、すごいですよね。

窓が割れているらしく、風にカーテンがなびいているのが印象的でした。
どことなく豪華客船を思わせる造りでもありますね。

そのもうちょっと南側を見ると、千歳楼の駐車場跡地と思われる広場が。

城嶺橋に戻ります。いちいち漢字が難しくて、戻ってコピペを繰り返していますw
橋の下が一番の岩場。よくこんなところに橋、架けたなー。

ここが一番の急流になっています。

見ての通り、城嶺橋の欄干はとても低く、膝下ぐらいまでしかありません。こわいこわい。

定光寺駅の全景です。

橋上から南西(名古屋方面)をみる。名古屋から近くにこんな峡谷美が楽しめる場所がある。もっと知られてもいいと思うんですが。

ロマンのないこと言いますが、このホテル取り壊して
川べりまで降りられるような、親水公園として整備すれば
もっと人、来ると思うんですよね。対岸に駐車場も整備してね。

ホームからもう一度、城嶺橋をながめます。

上から見ると、やっぱりこの駅の高度感は凄い。

覗いてはいけないw

上から眺める城嶺橋。
ジオラマみたいですねぇ

すれ違いは地獄です。見てるこっちがひやひやする。
まだ片方が軽自動車だったからよかったものの。

ということで、3回にわたりお送りした、定光寺シリーズでした、
18切符シーズン。名古屋を「通過する」方は、凄く多いと思いますが…
ちょっと横道に逸れて、定光寺。いいところですよ。

お越しくださいませ~


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!