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『マイクロウェーブ波発電所』の恐怖

「シムシティ」シリーズが好きで、よく遊んでいました。とくに好きだったのが、シムシティ2000と3000の2作品で、2000はプレステ版とロクヨン版を持っており、とくにロクヨン版はかなり遊びました。

シムシティ2000は「近未来」な雰囲気があり、都市を発展させたり条件を満たすことで様々な建物が使えるようになるのですが、その中でも一番面白いなと思ったのが「マイクロウエーブ波発電所」でした。マイクロウエーブ波発電所とは、宇宙に太陽光パネルを置いて、そこで発電した電気を地球にレーザーで送るというもの(だったと思います)ただしゲーム的には、巨大なパラボラアンテナが1個建つだけで、それが宇宙と送受信しているということは、言われないと気づかないという感じでしたね。

で、この発電所、基本的に無公害で騒音も少なく、発電力も大きかったので、結構愛用していたのですが、

このゲーム恐ろしいのは、こういう発電所起因の災害が実装されている点で、ある日街中の「なんでもないところ」から一気に火の手が上がったんです。何事かと思ったら、マイクロウエーブ波の受信に失敗して、エネルギーが地表に到達してしまった、というものでした。なにーっ

そしてあろうことか、その火の手は、都市の中心に建てていた「コロニー」に広がってしまったのです。コロニーってのもゲーム内の建物で、巨大な建造物に多くの人々が暮らせる設備で、確か数万人?の人が一つの建物に暮らしていたと思いますが、これが焼けてしまった。その結果都市のバランスが崩れて、住民暴動があちこちで発生し、人口激減となってしまったのでした。

残念なことにというか当然というか、ロクヨン版ってセーブデータが1個しか作れないんです。だから、都市が崩壊してしまって、じゃあその前に戻ってやり直そう、ということができないんですね。私の育て上げた大都市は、マイクロウエーブ波発電所によって破壊されてしまったのでした。これは当時かなりショックで、しばらくシムシティに触ることはありませんでした。

マイクロウエーブ波発電所、怖かったなぁ。
そういう思い出話です。

しかし、マイクロウエーブ波発電所ってのは、現実にあるのかな?と思って調べたら、今も研究段階のようですね。シムシティ2000の発売が1990年代半ばだと思いますから、当時としてはかなり最先端技術をゲームに採用したわけですね。

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