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2018 MAMAのNU'EST Wのパフォーマンスに3年経って驚いた

こんにちは。NU'ESTの10周年の2週間前にNU'ESTの5人から手紙が届きましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
10周年が5人にとって大切な節目となることは分かりましたが、この先どのようになっていくのか、正直、まだわからないので、私自身は、5人からの次のメッセージを待っているところです。
ただ待っているのでは少々手持無沙汰(?)なので過去の動画をいろいろ見ていました。そんな中、2018 MAMAのNU'EST Wのパフォーマンスを久しぶりに見たんですが、今まで気が付かなかったことがあれこれ出て来て、NU'ESTやっぱり最高だ~~となったので記しておきます。このときのNU'EST W、アレンジ、パフォーマンス、ビジュアル、色んな最高があると思うんですが、今回、私が特にうわああああって頭を抱えたのは、パフォーマンスの構成と演出です。丸3年経ってから構成に驚くってなんなんだ私…って思いますが、驚いちゃったから仕方がないです。というか、3年経っても見るたびに発見があるNU'EST、本当に大好きです。


NU'EST W 2018 MAMA SET LIST

2018 MAMAのNU'EST WはIntroの他、ShadowとNU'EST W期のタイトル曲であるWhere you at、Dejavu、Help Meの全4曲です。Youtubeには、Intro + Shadow、Where you at+Dejavu、Help Me と3つの動画に分けてアップされています。Introとあるので、これまでずっと以下の順番だと思っていました。
Intro→Shadow→Where you at、Dejavu、Help Me

ただ、この順番にちょっと違和感があったんですよね。Shadowをなんで最初にやるのかなと。そんなとき2018MAMA JAPANのNU'EST Wをまるっとまとめてくれている公式動画に気が付きました。
この公式動画、レッドカーペット、受賞コメント、観覧風景、パフォーマンスと、2018MAMA JAPANのNU'EST Wの全てが一つの動画にまとまっています!すごい、(いろいろ思うこともあるけど)Mnet最強!

NU'EST W at 2018 MAMA FANS' CHOICE in JAPAN | All Moments 181212
(このサムネイル最強じゃないですか…べっこちゃんかわいい…)

こちらの動画でパフォーマンスの順番を確認したら、思っていたのと順番が違っていました。正しい順番はこちら。Introは、パフォーマンスのIntroじゃなくて、ShadowのIntroということでした。
Where you at
Deja vu
Help Me
Intro
Shadow

NU'EST W時代のタイトル曲を順番にまず3曲、Intro、そして真打ちShadow。わかる、めちゃくちゃわかる。

Before the Dawn(夜明け前)

めちゃくちゃわかるって書きましたけど、本当は全然わかっていませんでした。これまで、気が付いていなかったことがもう一つありまして。それが、パフォーマンスのタイトルです。この2018MAMA JapanのNU'EST Wのパフォーマンスのタイトルが「Before the Dawn(夜明け前)」なんです…もうもうもう、このタイトル見て、え------ん、NU'EST-----------ってなりました。私の中で、ほわわ~んと素敵なステージだな~~と思っていた2018MAMA JAPANでのNU'EST Wのパフォーマンスの解像度が一気に上がった感じです。

以下は私がどう受け止めたかというメモで、結局のところ、どういう意図かは知りようがないんですが、こういうことを3年経ってもまだ受け手に色々考えさせるステージをしてくれているというのが本当に素敵だなと思います。

Before the Dawn(夜明け前)はNU'EST W時代、つまりミニョンが戻る前のことを指していて、Introの部分で、細い白い光が後ろから差し込むのは、夜明けの光を意味していていると思ったわけです。勝手に。4人が振り向くと「カチ、カチ、カチ」と時計の針の音がするんですが、私はこれをミニョンさんの足音のように記憶していました。HELP MEのMVの最後では、扉が開き光が差し込み4人が振り向くと足音がして、NU’EST W Epilogueでも扉が開いて光が差し込み足音がするというのがあったので、自分の中で、「カチカチカチ」が「コツコツコツ」に変わっていたんだと思うんですが、足音じゃなかったことに今回気づいてちょっと笑ってしまいました。
足音こそ演出には入れていませんでしたけど、光が差し込んで、4人が振り向くという演出は、恐らく、HELP MEのMVや、既に作成済みもしくは企画は出ていたであろうNU’EST W Epilogueの動画と関連づけているんだろうなと思います。時計の音は時間の経過を表していて、振り返る4人からミニョンの帰還を想起させる作りになっているんですよね。うんうん。うんうん(自分の中での納得)。

[M/V] NU'EST W(뉴이스트 W) – HELP ME 20181126

NU’EST W Epilogue 20190101

そんなわけで、パフォーマンスのタイトルに合わせてパフォーマンスの構成をこんな風に受け止めました。実際の意図は知りません。私が考えたという話です。

2018MAMA JAPAN NU'EST W 
パフォーマンスタイトル「Before the Dawn(夜明け前)」
①夜明け前:NU'EST W タイトル曲(WHERE YOU AT、Dejavu、HELP ME)
②夜明け:Introの一筋の光(ミニョン帰還)、時間の経過を示す時計の音
③夜明け後:Shadow

IntroでミニョンのNU'ESTへの帰還を意味しているということは、これまでも思っていたんですが、ミニョンのいない間、あんなに華々しく活躍していたNU'EST Wとしての期間を「夜明け前」と位置付ける4人、そしてミニョンの帰還を「夜明け」と位置付け、5人の完全体の世界を夜明け後とし、それをあの大きな舞台でパフォーマンスとして行う4人…。
自分の気持ちとしては、その物語に涙するという感じではなくて、5人でパフォーマンスすることを大切に思う4人の徹底した姿勢に圧倒されました。NU'EST Wとなってから「ミニョンを待つ」という一貫したメッセージを出し続けていることに対して批判的に見る人達もいましたし、ミニョンがNU'ESTに戻ることについて色々な意見があった中で、このタイトルでこのパフォーマンスをする姿勢に4人の内に秘める強さ、素直さ、ファンに対する誠実さなどなど、NU'ESTの根本的な姿勢を感じたんですよね。これだからNU'EST大好きです。本当に素敵なグループ。

Shadow

NU'EST W_INTRO + Shadow│2018 MAMA FANS' CHOICE in JAPAN 181212

先ほど、ミニョン帰還の夜明けの後のパフォーマンスとしてShadowと書きましたが、なぜ、Shadow??と思ったんですよね。尺の関係であることは当然だと思いますが、Shadowは曲の途中から開始していました。で、そのときに、なぜあそこからスタートした??と当然気になってくるわけです。それで恒例(?)の歌詞チェック、してみました。

우리 둘은 동쪽에 꽃이 피는 그곳에(僕達二人は東へ 花が咲くそこへ)
조화로운 곳이 그리워(調和のとれたところが恋しくて)

NU'EST W / Shadow Lyrics by BAEKHO, JR, BUMZU(日本語訳:karanari)

パフォーマンスは曲の途中のミンギちゃんのパートであるこの部分から始まります。曲の中心的なところだとは思うんですが、ここから始まる意味って……...。エデンの園をイメージさせるNUE'STではもはや定番の「동쪽(東の方)」(Differentの記事をご覧ください。)を目指し、「調和のとれた場所を恋しがる」ですよ…。Love Paintでも以下のように東について歌われています。
ここで気づくのは「에서」と「에」の違い。Love Paintでは、「동쪽에서」と動作が行われる場所を表す「에서」が使われていて「東で」となるのに対して、Shadowでは、「동쪽에」と、目的地となる場所、これから向かう場所を表す「에」が使われていて「東へ(に)」となります。つまり、Love Paintでは僕たちは楽園を意味する東にいるのに対して、Shadowでは東を目指しているんだけど、今はそこにはいなくて恋しいと歌っているんですよ。その箇所から歌い始めるって、本当に本当に、この人たちは…。

꽃이 피는 동쪽에서 조화로운 Color(花が咲く東で調和をなしたColor)
우리 둘은 동쪽에서 조화로운 Color(僕たち二人は東で調和をなしたColor)

NU'EST /  Love Paint Lyrics by Mafly, BAEKHO, MINHYUN, JR, REN, ARON, BUMZU
(日本語訳:karanari)

そしてよく見ると(というか、過去の自分のツイート読み直していたら、ツイートで既に騒いでいました…)、この時のShadowの最初となるミンギちゃんのパートの振りが、Love Paintの振りを想起させるようになっています。ミンギちゃんが手を前に伸ばして左右に振るところなんですが、少しLove Paintの最初の振りを思い出しませんか。すごい。構成が深すぎる、NU'EST。5人での活動を待ち望んでいるというメッセージを、がつーんと出してくる4人の一途なパワーに圧倒されました…。

2018 Mama NU'EST W Shadow冒頭 Renパートの振り付け(場所指定済)

Love Paint 冒頭の振り付け
(VPN不要、途中でパート変えてめちゃくちゃになっていくNU'ESTが最高におもしろくてかわいいから、ついでに見てください!)
[HD영상] 뉴이스트(NUEST) - Love Paint(멤버별 파트 체인지)20161014

さてさて、話を進めます。ミンギちゃんパートの出だしで既に驚いたんですけど、原曲では、以下に示した部分にいくのに、このステージでは、ミンギちゃんパートより少し前の部分に飛ぶんですよ…。

밝은 빛 반대로 묶여(明るい光の反対側に縛られ)
너에게 몰입해(君にのめり込んで)

NU'EST W / Shadow Lyrics by BAEKHO, JR, BUMZU(日本語訳:karanari)

それがこの以下に示した部分です。
…もう、限られたパフォーマンスの時間の中で、言いたいことだけ厳選して言っちゃうNU'EST Wの皆さんたち、直球すぎて大好きです。

손이 닿지 않는 지금이 설계된 꿈이기를
(どうか手の届かない今が 作られた夢でありますように)
난 너의 뒤에서 사라지지 않아(僕は君の後ろで 消えない)
멈출 수 없는 영원까지(止められない永遠まで)
Stay with me

NU'EST W / Shadow Lyrics by BAEKHO, JR, BUMZU(日本語訳:karanari)

わざわざこの部分を歌うって、それは、そこに伝えたいメッセージがあるからでしょう。そして、曲は続き、以下の部分で終了。「一つになる」で終わるんですよ。(両手を口元に添えて大きな声で)「一つになる」で終わるんですよ、みなさん!

어둠이 덮은 시간에 비로소 우린 하나 돼
(闇に覆われる時 ようやく僕達は一つになる)
Shadow

NU'EST W / Shadow Lyrics by BAEKHO, JR, BUMZU(日本語訳:karanari)

なんだろう、ステージだから現実と乖離していいし、むしろ虚構を作り上げるエンターテイメントの良さってあると思うんですが、ストレートに感情を展開していくのがすごい。もちろん、その「ストレートに感情を展開する」パフォーマンスは演出されたものであって、ステージとしてやっているという訳なんですが、ストレートな感情を繰り広げるのって、事実と違おうが、演出だろうが、ある意味、覚悟みたいなものが必要な気がするんですよ。その激重メッセージモリモリのステージをさらりとやってしまうところが、すごいなって思ってしまうんですよね。NU'EST Wは、肩を寄せ合って誰よりも控え目な内弁慶という印象が一番に思い浮かびますが、実は、内に想像以上の力強さを秘めていて誰よりも強い4人なのかなと3年経った今、ステージを見ながら思っているわけです。ここまで作り込んでいくNU'ESTって、どう考えてもすごいと思っちゃうんですよ。一つのステージに全く手を抜かない、全力投球NU'EST...。

Before the DawnとAfter the Dawn

もう一つ話したいことがあるんですが、その後ミニョンが戻ってきて、5人のShadowが2020のファンミーティングをはじめ、2020年末のSBS歌謡祭、HYBEの2021New Year’s Eve Liveなどで披露されましたよね。
MAMA2018のNU'EST WのステージではShadowは青と白が基調となっています。それに対して、NU'EST5人によるShadowは、一貫して赤が基調となっています。この違いを、NU'EST WのShadowは、Before the Dawn、つまり夜明け前を象徴していて、NU'EST5人によるShadowは、After the Dawn、つまり夜が明けた後と捉えてみると、ちょっと楽しくなるんですよね。
当時Tweetで、4人のShadowは「月の光の影」、5人のShadowは「灼熱の太陽の影」と騒ぎましたが、同じShadowでも、全く別物になっているのが本当にすごい!4人の儚くも内なる強さを感じるShadowが、ミニョンが加わったことにより真向から何かに立ち向かうような5人の力強いShadowに変わっているんですが、どちらも好きです。NU'ESTは、こういう風に変化を恐れず、どんどん変えていくところが素敵だなと思います。NU'EST、本当に素敵なグループです。

[SPECIAL VIDEO] NU’EST (뉴이스트) – Shadow @2020 NU'EST FAN MEETING 'L.O.Λ.E PAGE'

おわりに

以上で2018MAMAのNU'EST Wのステージに驚いちゃったお話は終わりです。やっぱりNU'ESTって本当に素敵なグループだな…にたどり着きましたね。
NU'ESTの5人が今後どのように羽ばたいていくのか、まだわかりませんが、こんなに素敵なステージをプレゼントしてくれたのは事実だし、それを作り出すNU'ESTは本当に素敵だなと思います。こういう感動を作り出してくれる5人は、何をしてもきっとこういった驚きをくれるんじゃないかなと期待しています。想像する遥か上空から私のもとへ飛び越えて来てくれるのがNU'ESTなので、その時を楽しみにしています。


その他の素敵な2018MAMAの動画たち

NU'EST W_WHERE YOU AT + Dejavu│2018 MAMA FANS' CHOICE in JAPAN 181212 

NU'EST W_HELP ME│2018 MAMA FANS' CHOICE in JAPAN 181212


見出し画像:Instagram optimushwang_20200329(https://www.instagram.com/p/B-UEYyuJzgf/

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