ダメダメでだからオモロイ人間たちが、ナントカカントカうまいこと生きていく (東浩紀『観光客の哲学』)
20200604
東浩紀『観光客の哲学』を読む。
『哲学の誤配』読んで、読みたくなった。
読み進めていて、買った当時に読んだときには気にならなかったことが、とても気になる。
東さんの人間観みたいなものはどういうプロセスでできてきたんだろうってこと。
人間ってのはどうしようもないもんで、でもやっぱりおもしろい奴でもあって。そんな人間っていう生き物へのまなざしみたいなのが、透けて見えるように、東さんの言葉に触れていると感じられる。
ダメダメでだからオモロイ人間たちが、ナントカカントカうまいこと生きていくにはどうしますかね、
っていうことを、ゆるく真剣に考えてるみたいな感じ。
おじいさまみたいな中小企業に関わり働いているような、人数として大多数を占める人たち(=大衆)のことを気にしつつ、
ゴリゴリにインテリジェントでお高くとまっていると思われてしまう哲学をやる。
その矛盾というか振れ幅に、僕は興味を持っているのかなあと思う。
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