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染み込む言葉

20201115

ひさびさに他所で言葉を書いた。

取り組んでるZINEの編集後記。
日頃の自分のSNSみたいな場所ではないので、より他者を意識する機会になった気がする。

他者(書いている瞬間の自分以外すべて)に染み込んでいく言葉ってどんな姿をしてるんだろうかとスケッチしてみる。

1.まず仮説の足場を用意しておくこと
 →今あなたがこの文章を読んでいるこの瞬間、はたして自分は誰なのかをおぼろげにでもみせる。

2.その足場は上品であること
 → 次の瞬間には、そこに自分はいない。軽やか、かつ、後腐れのないように。特権的な立場を固持するものであってはならない。

3.次の足場として書き手の変容してる姿がさらされていること
 →書き手の体験や言葉を紡ぐ過程での制御不能さ、正解を選ぶのではなく正解をみずからつくろうとする姿勢が丸裸であること。

4.書き手の変容の姿で読み手にも変容がもたらされること
 →書き手の言葉や姿が飛び石になり、読み手がどこともなく歩を進める。ホップ、ステップ、ジャンプ。

こうやって整理してみると、とりあえず4段階って感じだろうか。こういう展開が起承転結...なのかな...

まあこれは僕自身の思い描く、言葉ってよりあり方としての理想ではあるから、

本当に染み込むのかはわかりかねますが。

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