中国って香川より厳しい!

中国の未成年ゲーマーは大変だ。

中国は、未成年(18歳未満)の若者たちのゲームプレイ時間を週3時間までに制限します。テンセントやネットイースといったゲーム開発企業は今後、1週間のうち金~日曜日および祝日の20~21時の間しか未成年者のオンラインゲームプレイを提供できないと国営報道機関の新華社が報じました。

1日3時間、じゃないよ「週に3時間」だって。
さすがに厳しすぎでは?って思ってしまったね。
バトロワだったりMOBAだったりの競技性あるゲームって継続したプレイ環境が大事だと思うけど、こうなっちゃったら未成年はその手の世界で活躍できないよね。
中国ってEスポーツに力入れたりはしてないのかな?

そう思って調べてみると、少し前にそっちの分野を見ているような記事もみつかったり。

中国で、eスポーツが国家の正式に認めるスポーツ種目となったのは2003年のことだ。「ルールと制限時間の中で、知力・体力を駆使し、公平・公正な精神でアスリート同士が競い合うもの」と位置づけ、国家主導で育成に乗り出していることはあまり知られていない。

2020年12月、アジアオリンピック評議会(OCA)は、2022年9月に中国浙江省の州都・杭州市で開催が予定されている第19回アジア競技大会(通称:アジア版オリンピック)から「eスポーツを正式メダル種目とする」と発表した。これが、中国でのeスポーツの選手育成の追い風となった。

あれ?そうだよね、Eスポーツを正式種目にするって言ってたの気のせいじゃなかったか。
未成年へのゲーム規制と必ずしも反目する事柄じゃないけれど、優れた選手を排出しようと思ったら制限なんてかけるかなぁと思ってしまう。


子どものゲーム時間を規制したほうが良い、と思ってしまう気持ちわからなくもないんだよね。
たしかに子どもって夢中になると際限なくのめり込んじゃって、なかなかその他のことに意識割いてくれなかったりするし。(え?大人でもそういう人いるって?まあまあ……)
しかし程度の差もあるだろうし、あくまで家庭でケリを付ける話だと思うけどね。
ああ、私も母上にファミコン隠されたりとか色々あったなぁ(遠い目)

しかしまあ中国は社会主義国で徴兵制もまだあって、若者は国の資源と言う考え方があるだろうから、その観点から国が規制すべしってなるのかな。


娯楽、とかく新しいものってのは色々いわれがち。
そして時代時代で槍玉に上がるものが変わっていった歴史がある。

小学生の娘がユーチューブばかり見ていて「自分がその年の頃は小説をたくさん読んでたけどなー」とか思うことはあるんだけど、明治時代には「最近の若者は四書五経も読まず、小説のような悪書ばかり読んで」と言われ、小説が有害メディア扱いだったことを鑑み、何も言わないようにしている。

今じゃ学校の課題図書になるような夏目漱石なんかも、昔の大人たちからしたら若者がこぞって読むけしからん本ってことだったらしいし、この辺は未来にはどうなってるかわからないところ。

もちろん、それの価値は認めてるけど子どものうちから一辺倒なのは良くないからやっぱり制限を課す、って考え方も当然あるだろうし、なおのこと各家庭でよく話し合うべき問題なんだと思う。


FPSなど本気で上達したければある程度筋トレをしたほうがいいって話もあるし、目の消耗を抑えたかったら適度な休憩が必要だったり、それらを取り入れたほうが結局は長くゲームをプレイできる。
こういった話を織り交ぜて、子どものゲーム欲求に真正面から向き合うってのも大事になってくるのかもね。

子どもの頃の自分はどう言われたら納得しただろうか。
いつか来た道なのに記憶がおぼろげ、一抹の寂しさ……。

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