コンテクスト

コンテクストというのは日本語で文脈と約されることが多いだろうか。
脈絡、背景、前後関係。
文章を読んでも意味がわからない場合、このコンテクストを共有していない可能性がある。

自分が書いた記事を見返しても、ある程度共有していないと伝わらないんだろうなと思うことがあって、なかなか難しいなと。

例えば唐突に「ぺこちゃんが~」とあって、大抵そういった記事にはYoutubeのリンクを貼っているので、そのチャンネル主、Vtuberの「兎田ぺこら」だってことは伝わっているかな~と思うが、文だけ読んだら不二家のあの子を思い浮かべる人もいるかも知れない。

今の文の中にだって「Youtube」「チャンネル」「Vtuber」と単語が出てきて、これらについて把握していないとわけがわからない。
いや、さすがにYoutubeは大丈夫かな。
チャンネルは普段からYoutubeを見てないと怪しい。
Vtuberはだいぶ怪しい。2~3年前に比べたら浸透した感はあるが少し年上の人と話すとピンとこなかったりする。
バーチャルのユーチューバー~って話せば、ああアレねって思い出すので、興味がなくて単語を覚えていないだけっぽいが、そのくらいの人に私が指している「ぺこちゃん」を説明するのはなかなか骨が折れる。

そもそもVtuber自体がハイコンテクストの塊みたいなもんで、私も最初に界隈を見始めた時はよくわからなかった。
マイクラコラボをしている様子をみて、過去自分が体験したMMORPG内でのRP勢を思い浮かべて、なるほどこれは面白いって納得したような。

閑話休題。

なので会話をしていてコンテクストを共有していないなと感じると、その説明から始めることになり非常に話すことが多くなる。
こういうのは大体雑談で発生するケースなので、そこまで必死に伝えなくてもとは思うのだが、オタクというのは好きなものを伝えたがる習性があるのだ。
(仕事の話でコンテクスト共有していないのは致命傷になるので必死になろう)

本来話したいことの前に話すことが多くなるので自然と早口になる。
聴いてる方はなかなかしんどいんだろうな。


コンテクストの中でも影響が大きいものとして年代があるね。
いわゆるジェネレーションギャップ。
同一年代感での常識が他の年代には通じない。

自分より若い人に向けて話してたら通じなくて、そうえいばいつ頃の話だっけ?って思い返して、想像以上に月日が経っていることでショックを受ける。
そして、そっか今の若い子は知らないか~って取り繕うのだけれど、これを若者視点から見ると、くだらんことでマウントとるんじゃねえって辺りが率直な感想だろうか。

このギャップは一足飛びで超えるのがなかなか難しいが、間を取り持つ中間世代がいるとコミュニケーションが取りやすくなる。
これも雑談程度ならよいが、仕事の話になると死活問題なので、会社組織で、特定年代にぽっかり穴が空いているようなところは要注意だ。
(結構みかけるんですよね、年寄りと若者しかいない会社)


ときには自分の理解が及んでない領域に踏み込んで、あらたなコンテクストを理解したい。
退屈は怖いから、楽しめるものを増やしていきたいと思う今日このごろであった。



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