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ZOZO:アパレルの本命2022年3月決算出る

こんにちは、からKINGです。
いよいよ、3月決算発表ラッシュはじまりましたね。
そんな中、前回のしまむらに続きアパレル業からZOZOの2022年3月期決算出ましたね。

今期もコロナ禍の中でも順調に成長、ここ10年連続の増収増益、素晴らしい。いよいよ実質的な売上高=商品取扱高はしまむらの背中が見えてきましたね。

■アパレル業・小売業 各社決算比較

アパレル・小売 各社決算比較

とにかく目を引くのは驚異の売上総利益(粗利益)率 94.0%ですが、ZOZOのビジネスモデルを確認。

■商品は基本的には委託販売=自社で在庫しないため在庫リスクゼロ。
 (うらやましい!)
 =百貨店と同じでプラットフォーマー(場所)ならではの強み。
  在庫が無いということはキャッシュアウトが読めるため、
  利益を出しながらも積極的な投資に金を回せる。

■IT企業ならではの緻密なデータ分析、コスト管理の能力を持っている。
 =私はこの部分がZOZOの本当の強さ(コアコンピタンス)だと思っています。
【例えば】
・新物流センターへの設備投資、広告宣伝、ZOZOFit/ZOZOコスメなど
 コスト管理がしっかりしているので、毎年利益を伸ばしつつ
 新規事業のタネを撒き続けている。ZOZOスーツのような失敗も致命傷に
 なる前に潔く撤退できる。
・ターゲットの年齢層、一人当たり購買金額・商品点数など、
 データの分析とターゲットに対する打ち手が秀逸。

■前澤さん、間違いなくマーケティングの天才。
・すでにZOZOから退いているのに話題性は並の広告宣伝の比ではない。
 昨年の宇宙ステーション滞在は世界中で大いに話題になりましたね。
 あれを広告宣伝で賄おうとしたら、一体いくら必要になるのか。

などなど、前澤さんの派手なパフォーマンスの裏で、
データを元にした合理的で手堅いビジネスモデルであると思います。

■今後の成長について
2023年3月度も増収・増益見通しですが、
各社ブランドを仕入れて売る、というモデルはある意味しまむらと同じ。
UXの改善や市場規模的に、まだまだ商品取扱高の伸びしろはあると思います。
それ以外にも、まだまだタネを撒き続けており、もう手が付けられない強さかも。2023年に向けて
・ZOZOコスメの成長加速:ARメイク、すごくないですか!?

https://zozo.jp/armakeup/

・原材料費高騰の影響を受けない(仕入無いから)
・シューズも伸びそう
・新物流センター稼働

・アメリカでZOZOFit展開、いよいよ世界進出か。

個人的には、ZOZOのビジネスってメタバースととても相性良いと思います。地方だけでなく世界でも日本のファッションを広める力があると思うので、メタバースに参入してほしいなと勝手に思ってます。

とまあ、強すぎる感のあるZOZOですが、
力のあるブランドはZOZOから離脱して自社ECサイトを立ち上げる動きや国内市場の縮小、中国のサプライチェーン混乱などのリスク要因はあります。

引き続き旺盛なチャレンジ精神で、ユニクロに続く日本を代表する世界企業になって欲しいと応援したいと思います。

(この決算でも株価急落って、、株は難しい。。)


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