一般独身女が男の先生と出会ったら。④

お互い、別々の場所で生まれ
別々の環境で育って
年月を経て出会った。

性別も、年齢も違う 性格は何処となく似ている
そんな二人の他愛のない日常



「あなたは僕の推しです」

そう言われて、気分を悪くする人はいないと思う。
現に私は嬉しかった。私がやっていることも褒めてくれて、それまるごと私を好きになってくれた。
ここで思う。好きと推しの違いは???

推し、一つとってもいろんな人がいると思う。
神のように崇拝する人もいれば、恋愛感情を持ったいわゆるガチ恋同担拒否勢。
はたまた恋愛感情抜きの、可愛いから好きと言う人もいる。
この場合の私は、何処に当てはまるんだろうか?
そして推しと好きの境界線って、何処なのか?それとも推し=好きで良いのか?
ここが私の中ではっきりしないところであり、はっきりさせたいところでもある。

何でかと言うと、今後に関わってくることだから。

好きだと、この後に告白もされる可能性があって、私はそこを懸念している。
推しだと、告白はなくて、このままこの関係が続いていく。はず。

私はこの人と一体どうなりたいんだ
先生は私と一体どうなりたいんだ
そればかりが、最近脳内を巡る。

私が一番恐れていること、それは
仮にもし付き合ったとしても、付き合わなかったとしても

「距離が近くなりすぎて、最終的にはさよならになること」だ。

恋ってものは、儚いんだと思う。


⑤へ続く

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