カラダノートでは、コロナウイルスによる緊急事態宣言下でも、リモートによって採用業務を続けていました。その中で入社した社員は、入社後しばらくの間在宅勤務を実施。そんな特殊な状況で、彼らはどのように入社を決め、仕事に慣れ、会社に慣れていったのか。今回は5月に入社した2名の社員の意識や工夫をお伝えします。
採用から入社後1か月間、フルリモートでの勤務
▲海外旅行好きがきっかけで前職では旅行会社に勤めていた河合
株式会社カラダノートでは、2020年5月1日に2名の社員が入社しました。
コロナ禍ということで、採用から入社、そして入社後1か月までの間がすべてリモートという、特異なケースとなりました。
馬地義晃は、先に入社していた山本和正の勧めもあり、事業企画室デザイナーとして入社。シニア層をターゲットとした事業会社からの転職でした。
採用フローは、最終面接まですべてオンラインで実施。そんな人生初の経験も、馬地は楽しんでいました。
同じく事業企画室でマーケティング担当として入社した河合つかさは、社会人3年目の若手。
大企業、ベンチャー企業を渡り歩き、コロナ騒動を機にカラダノートに転職しました。
河合が会社選びで重視したのは、事業に社会貢献性があること。
こうして5月に入社した2人は、入社後も在宅で仕事を行なうことになります。
リモートワークだからこそ研ぎ澄まされた独特の感覚
▲ものづくりが好きで、結婚指輪や家庭で使う茶碗なども手作りしたという
現在、馬地はLPの構成からリリースまでの制作業務、河合はWeb広告などの運用業務をメインとしています。
全社への入社のあいさつも、オンライン上。メンバーそれぞれの顔や役割、雰囲気などが把握しにくい状況の中で、2人は仕事を覚えていきます。
最低限のルールだけは、入社後すぐにレクチャーがあったものの、それ以外の部分は自ら模索していく日々。先輩や上司が隣にいて、すぐ質問できる環境ではないからこそ生まれた工夫がたくさんありました。
入社1日目から在宅勤務という特殊な状況も、適応し、楽しむ姿勢が2人にはありました。
フルリモートの1か月を経て改めて感じた、出社することのよさ
▲「人見知りだからコミュニケーションは文字の方が楽」と河合はいう
一般的に、リモート勤務で大きな課題とされるコミュニケーションの質。
この部分でも、オンラインならではのコミュニケーションの工夫がされていました。
2020年6月1日から、カラダノートは全従業員のフルリモート勤務を解除しました。
子どもの保育園や小学校の状況に合わせ、今は全体の半数ほどが出社、あるいは在宅と出社を組み合わせて勤務しています。
成果に向かって最短距離で走る中で生まれる「帰属意識」
▲コロナ禍で入社した二人は、入社間も無くから活躍を始めている
リモートワークは、手取り足取り教えることが難しい形態です。
しかし、それが逆に、社員の自立を促すメリットもあります。馬地と河合は、入社して2か月、うち1か月は完全リモートでありながら、当社での仕事をバリバリとこなすことで、会社への帰属意識を高めています。
自分の役割をはっきりと認識し、成果に向かって最短距離で走る中で生まれる帰属意識は、オフラインのコミュニケーションが少なくても醸成されるということを、2人は示しているように見えます。
今後の目標も、個人としてだけでなく「会社」を主語にして考えています。
在宅でも出社でも、仕事の基本は成果を出すことです。当社は人数が多くないため、1人ひとりの仕事が業績に大きなインパクトを与えます。私たちカラダノートは今後も、1人ひとりが自立した帰属意識を持ち、それぞれが会社としての現在や将来を考えられる集団であり続けます。