稽古ってのを生活に!

好き嫌いの身体感覚を見つけて、日常生活を過ごす事が楽になりました。
これが変わった、何かを得た、そんなものはありません。
ただ、自分が持つ、好きと嫌いをちゃんと認めればいい、とわかった事で気楽な時間が過ぎるようになったみたいです。

今、やっと、心に生まれる好きと嫌いを自覚して、それを選択したわけですが、実は、身体を探る稽古の中ではすでにそれを無自覚に行っていたようです。
今日はそれについてまとめてみたいと思います。

当たり前に身体感覚を探るようになりましたが、当たり前になるまでにはちょっと大変でした。手がかりがまるでないのはそうですが、なにより、教えてくれる人がたくさんいて、ついつい、それを聞いてしまうのです。
教わる事はありがたい事でしたが、それでは芽が出なかった私です。私が愉快になるのには、教わる事ではなく、教わらず、自分の身体を観察し、勝手にどんどん、改善を続ける事でした。

改善、と書きましたが、初期の頃はどうしても、それが出来ません。
まず、思いつく事が少ないのです。どうしても、以前から大切にしているものの繰り返しが多くなります。
何かを繰り返している時、それは「練習」となります。
私は身体感覚という世界を見せてもらったと同時に、「一人稽古」という世界も得ました。ただ、練習から「稽古」へと行くのになかなか苦労しました。
自分は稽古している、という自覚が出なかったです。

ただ、これも、時間が助けてくれました。
1年なのか、2年なのか、それこそ10年なのかわかりませんが、身体感覚って楽しい!と過ごしていれば、徐々に外にある教えよりも、内側に見える身体の方が楽しくなります。
繰り返しの練習は無くなり、義務感も消え、努力はどこ吹く風でなくなり、ただただ、新しい世界を探すようになりました。

日常生活の中にいつの間にか「稽古」が入り込んでいたのです。
当たり前ですが、環境はどんどん変わっていきます。
歳も重ねて老いていけば、変化の勢いは増えていきます。
ただ毎日を過ごすだけでも、簡単に「不満」を見つけられるようになります。

例えば腰でも肩でも、「痛み」として何かを見つけてしまった時、常識的にはその痛くなった部位を改善、治そうと意識は働きます。
常識的なアプローチで改善するならそれでいいのですが、そこには個人差があり、常識対処法では改善しない事も良くあります。

この時、「稽古」としてそれを考えたなら、痛い部分はさっさと諦め、痛くないところ、普通のところに目を向けて、そこによく動ける部分は無いかと探すのです。
一般的にはこれは、痛いところをかばっていると、違うところにも害が出る、と嫌われる事かもしれません。
しかし、「稽古」は自分でも知らない新しい世界を探る事です。
痛みを嫌い、さっさと切り捨て、新たなところに価値を見出せば、そこに好きを作る事が出来ます。

心の世界に好きと嫌いをちゃんと持てばいつも愉快でいられる、という気づきはすでに、身体の稽古ではずっとやれていたのだ、とわかりました。
骨に具合の悪さをみつけたなら筋肉に任せたり、皮膚に任せたり、内臓に任せたり、空気に任せたり、神さま、オバケに任せたらいいんです。
ただ、多くの人は「専門家」として、流儀を持っています。
骨の専門家は骨から出るのが困難ですし、魂に詳しい人は身体に頼れません。

多くの専門家は、専門家になれるほどの力があった、と言えますが、それはその技を磨く才能があった、と言えます。
無意識のうちに、自分の「得意」を見つけて、それを活かせたからこそ、周りから見て突出し、専門家になります。
私は逆でした。私には誇るものがありません。
だからこそ、「全部」を探る事ができます。
身体から始めた人間の探求も、今、魂や意識、神さまや時間、空間など、多岐にわたってきました。
新しく見つかる世界は楽しく、そして、それ活かす事で未来に希望が生まれ、過去は癒されます。こんなに楽しくていいのだろうか!といつも、思います。

ただ、それでも、心躍らせてくれた発見も、いつの間にか当たり前となり、普通となります。普通になるからこそ、日常生活になじみます。
普通になれば、また不満も見つかり、そして、それがまた新しい世界を見せてくれるわけです。
まさに、この循環が「稽古」というわけです。

得意があるなら、得意を生かせばいいんです。その得意で世の中の役に立てられたら幸せになれます。
ただ、得意を持てない人、見失う事だってあるでしょう。
そんな時は「稽古」を試してください。
私はずっと、「稽古」で過ごしています。稽古に関して、あまりに当たり前になりすぎ、言葉にしきれませんが、ぜひ、手合わせできる機会に、雑談として、稽古って何ですか?とか聞いてください。
その雑談こそが、まさに稽古になっていくのです。


関東稽古があります。よろしければご参加ください。

まだ、お申し込みが少なく、いつもよりも密に稽古ができるかもしれません。個人稽古的になれば雑談も多く出来、日常生活に活かせるきっかけも見つけやすいかもしれません。
開催に最少人数はありません。どれだけ少なくても、開催しますので、安心してご予定をお組ください。

「つくば稽古」

稽古日時:2024/10/6(日)13:00-20:00(入退室自由)
会場:つくばカピオ リフレッシュルーム
住所:茨城県つくば市竹園1-10-1 ←クリックでマップが開きます。
参加費:10000円

「東京ロングヒーリング」

稽古日時:2024/10/8(火)10:00-17:00
会場:大岡山西住区センター
住所:目黒区平町一丁目15番12号
参加費:参加費24000円(当日払い)
定員6名

「東京夜稽古」

稽古日時:2024/10/8(火)18:00-21:00
会場:大岡山西住区センター
住所:目黒区平町一丁目15番12号
参加費:参加費10000円(当日払い)
定員はありません
同日10-17時にある「東京ロングヒーリング」に参加の方は5000円


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