3/13(日)つくば稽古会

いよいよ今度の日曜日です。
昨年はコロナの影響でつくばの稽古も中止となったりして残念な思いをしました。
今年はありがたい事に、1月に続き、3月も伺わせてもらえることになりました。

前回1月の稽古では「水引の効用」をお伝えしました。
水引の効用について書いたnote
甲野善紀先生のメルマガに寄稿した「水引の効用」

水引はぎゅっと意識を集める効果があり、それが顔に働くと表情がパリッと張るようになります。結果的に身体の中の萎縮が抑えられ、緊張感なく、相手と向きあえるようになります。
この水引の活用法を見つけ、長年の「コミュニケーションへの不安」をとる事ができました。私の中での大発見、大変革。それをお伝えしました。

今回の稽古はそれをさらに進めたもの、と言えるかもしれません。
もともと、顔は相手を照らす働きをするもの。眉間にしわを寄せては何事もうまくいきません。張りを持たせれば恐怖に負けずに向き合えるようになります。これは、顔ならではの働きです。

顔が自由になる事によって、胴体という大きな身体にも余裕が出てきました。
胴体に何が起こっているのか、それを観察する余裕が出来たようです。

今回伝える大きな事、それは
「脱骨格」
という事。

骨という身体の中で自分を支える働きを持っているもの。それに感謝をして、手放す。その経験をお渡ししたいと思います。
これはおそらく、スポーツ選手、施術家など、ボディワークの専門家の人ほど聞きにくい話かと思います。聞きたくない、と思う人もいるかもしれません。

私もこれまでの何十年かの稽古の大半を骨の働きを探る事に当ててきました。
しかし、その大切な骨を手放す必要があるのだ、と気づいてしまったのです。伝えないわけにはいきません。

私がもし、組織を作り、大勢の仲間と基本を共有していたならきった、伝えるのを躊躇したはず。何年も何年も稽古、研究してきたものを捨てろ!というのは色々と面倒が起きます(笑)。

しかし、私の稽古は「一人稽古」。今、自分が出来る最善を伝える事です。
そして、骨を手放し、贅肉にスポットライトを当てる事で、これまで考えもしなかった自由を身体に見つける事が出来るのですから、もう黙っていられません(笑)。

もし、今、骨と筋肉をうまく活用し、思う通りの成果を上げているならそれを捨てて新しい事を探る必要はないかもしれません。
多くの人が骨と筋肉を大切にして姿勢を作り、技を覚えています。そしてその厳しい戦いの中で結果を残していける人は多くありません。もし、ちょっとでも今の学び方に無理を感じているなら、骨を手放し、肉へと主役を移す方法を試してみるのをお勧めします。

骨の術理と肉の術理は全く違います。骨を意識していれば絶対に気づけない。そんな動きです。私自身、なぜ、この感覚に気づく事が出来たのか、不思議でなりません。

今回もこれまでと同じように、号令にあわせて皆で繰り返すような練習はしません。骨と筋肉を手放すのですから、より、体力も使いません(笑)。
これまで邪魔と思ってきた贅肉、それを活用し力を生み出す方法です。この先、老いていく中で絶対に知っておいて欲しい使い方だと思います。
気楽にご参加ください。

【つくば稽古】
稽古日時:2022/3/13(日)13:00~17:00
会場:つくばカピオ リフレッシュルーム
住所:茨城県つくば市竹園1-10-1 
参加費:6000円

申し込み、問い合わせはこちらから。

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