怪我の功名を100%起こす方法

実に1か月半ほどのノートです。
いつの間にか、こんなにも空いてしまいました。

この間も稽古は続いて、発見も多く(いつも以上に!)、ツイッターではその進展、思い付きをじゃんじゃんとつぶやいていました。
ただ、それは140文字だからこそできた事。ノートのように1000文字、2000文字となると、どうしても向き合う事が出来なくなっていました。

理由は単純、脚が痛かったから。
なんだ、そんな事か、と思うかもしれません。私もそう思います。
また、この脚の痛みの原因が立派で誇れるものであれば、その痛みも勲章のように大切にしたいところですが、全くそんな事はなく、むしろ原因があいまいなまま脚を傷めるという初めての経験をしていました。

痛みがあると集中できない。そんな当たり前な事を改めて経験をしました。
ノートを書く時間すら与えてくれないのか!と驚きました。
普段、頭は普通に動きます。この「普通」が普通ではなく、「有難い」事だったのだ、と今なら思います。

頭を働かせるためには安心できる場所が必要なのはわかっていました。そして、安「心」とは、当然、身体が気にならない、という状態が必要なわけです。心身一如ですから、当然です。

身体に痛みがあれば、どこにいっても安心ではない、という当たり前な事。それに気づくためにはこの痛みと共にある時間が必要でした。

怪我の功名

今、やっとパソコンに向き合う時間を得られ、せっかくのこの経験を言葉に残しておこうと思います。
今回のテーマは「怪我の功名」です。
怪我の功名とは、

過失と思われたこと、なにげなしにやった事が、意外によい結果になること。(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

との事です。まぁ皆さんご存じです。
ただ、大切なのは「意外に」という点。つまり、大抵は怪我は大変、で終わります。怪我や病気、そんなものは得たくない、そう思うはずです。
ただ、生きていく上で怪我をなくす事も、病気をなくす事もできません。遅かれ早かれ、それこそ、偶然によってそれと出会います。
今回のノートでは、嫌だ、と思った事から良い結果を生めるかどうか、偶然に任せるしかなかったものを必然へと変える方法をお話をしていきます。

偶然から必然へ

私はずっと身体感覚を探る稽古法をしてきました。技を覚えるのではなく、人と競って力を得るのでもない、ただ、身体がどうなっているのかを探る稽古をしてきました。
いつの間にか身体の探索を24時間、四六時中、それこそ、夢の中でさえ行うようになりましたが、今回怪我と共に時間を凄し、生活は不便になり、痛みは引かず痛いまま、それでも、その時間が新たな身体感覚をいくつも見せてくれる結果を与えてくれました。

まさに、これは「怪我の功名」なのですが、この先、またどんな怪我、どんな病気に、どんな困難にあっても、同じように身体を探る事でさらなる新しい世界へと入り込めるのだ、と確信をしています。

私にとってのこの考え方は当たり前なものですが、身体を探るコツさえ手に入れれば誰にでも出来る簡単な事です。
今回の身体の声は「痛み」として現れてきましたが、身体感覚というくくりでいえば同じもの。いや、むしろ、感動する映画、音楽、芸術、スポーツなど、ポジティブな声ではない、という点で痛みは武術の稽古とも相性のいいものかもしれません。

この先、武術、武道の世界にわざわざ入る人は少ないでしょう。インターネット世界で身を守るために突いたり蹴ったりは役に立ちません。武器を探した方がよっぽど確かです。

イザという時のために大切なのは日常生活

ただ、痛みという身体感覚はむしろ、ネットによって情報量が増え、コミュニケーションする人たちも増えてくれば増えているとも言えます。
心や身体に我慢が効くうちはネットから生まれる痛みも気になりませんが、何かのきっかけで、その我慢が壊れ、ダムが決壊するように暴発するとも限りません。

怪我や病気は必ず起きます。
そして、それはそれこそ、偶然。どうせ痛くて苦しいならそれをチャンスととらえ、稽古にしてしまえばいいのです。
身体感覚を探るコツを身に着ければ、必ず、怪我の功名化となるのです。

今回はそんな話です。
ただ、久しぶりの長文。リハビリがてら、毎日ちょっとずつ書いていこうと思います。
そして、当然ノープラン(笑)。一応、いまだ脚には痛みがあり、引きづりますし、踏ん張りも効きません。この感覚も言葉にしていきますので、適当に読み流してください。

【稽古予定】参加受付中
【不定期稽古】
7/23 川崎稽古
7/30 甲野善紀先生名古屋稽古
9/11 つくば稽古
【定期稽古】
7/8 東山
7/9 浜松
7/13 第2週朝の名古屋稽古は中止です。
7/15 熱田、名古屋深夜
7/17 名古屋(10日から変更)
7/21 瀬戸ヒーリング
7/27 名古屋、大垣

詳しくはウェブサイトでご確認ください。
カラダラボ ウェブサイト

メール配信もしています。
メール配信登録ページ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?