昨夏の回想録

昨年の夏は久しぶりに帰省し、
少し収束していたとはいえコロナ禍であるにも関わらず
ありがたいことにワークショップやレッスンをさせていただきました。

例外なくいつも参加者さん、生徒さんからたくさん学ばせてもらっています。

この時もたくさんの発見があったのですが、
私の中でキューンと心に残ったのが
「私、今まで体の後ろ半分ありませんでしたわ」という参加者さんのお言葉。
いや〜、名言！

かなり近い友達にレッスンさせてもらったのも、昨夏の大きな思い出。
興味を持ってくれたこと自体とっても嬉しかったんだけど、
同時になんだか不思議な気分で、最初ちょっとだけ緊張したかも。

というのも、
長年培われた癖というのは、ある意味、その人をカタチ取っているもの。
癖が本来の機能を邪魔しているのであれば、やめた方がいいけれど
その癖がなくなったらその子じゃなくなる、ってわけではないけれど
でも見た感じ、雰囲気は変わっちゃうよなぁ。。。
なんて、いろいろ考えてしまって、なんとも不思議な感覚でした。
でも私が伝えられることはただひとつ。
私が学んできたことだけ。
なので、友達だからと遠慮せず、いつも通りビシバシさせていただきました。
レッスンで伝えたこと、役に立ってたらいいな。

短期間の滞在だったので、
ワークショップの参加者さん＆個人レッスンを受けてくれた方には
日本に帰る前に事前にオンラインで入門講座を受けてもらい、
ワークショップ＆レッスンでは実体験を中心にすすめさせてもらいました。
でも、本来なら１０回ほどレッスンを受けてもらってはじめて
アレクサンダー・テクニックを生活に取り入れていってもらえるものなので
次回は余裕を持って長めに帰りたいと思います。

写真は、久しぶりに友達の演奏を聴きに行った時のん。
日本の夏って暑いけど、風情があって好きだな。