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クリップやめました📎

日本は丁寧な社会で、
整理してまとめるのが上手。

先日、郵便局で支払いをしたら
何枚かまとまった控えを束にして
クリップ止め📎してくれたんです。

中にはそのほうが
ばらばらにならなくて
良いと思う人もいるでしょう。

私はそうじゃない派。

クリップを外す作業も
手間といえば手間。

クリップが止まっていると
片づけるときに
その分場所を取りますし。

屁理屈こねてるわけじゃなくて
要はシンプルに生きたい。

10年ほど前
母が亡くなった際に
実家を全部一人で片づけました。

その時に
大量の事務用品も出てきて
少しは自分ち用に取っておいたんです。

自営で
プライベートサロンを経営しているので
事務処理もあるかなと思ったんですね。

その中にはもちろん
クリップもありました。

でも、時代は変わってきつつあって
なんでも電子化で済むようになってきてました。

結局、
クリップやホッチキスやなにやら
ほとんど使うことなく
10年経っていった感じ。

今年はモノをだいぶ処分した年でしたが
クリップやホッチキスなど
ずっとお呼びがかからなかった事務用品は
使う人に差し上げちゃいました。

そして、ふと先日の郵便局。

クリップをつける手間や外す手間
だけでなく

私たちはクリップひとつに
とても頭を使っています。

意識がそこに行くというのかな。

クリップひとつで
集中が途切れるんですよね。

その時間というのは
本来はなくていいもの。

その時間がなければ
本来必要な作業を
中断する必要がなかったかもしれないし

クリップをとって片づけるという
ワンアクションで

次にやるべきことに
たどり着かないかもしれない。

と思うと
私たちの意識って
感慨深いと思うんですよね。

そういう意味では
意識を中断させるもの
とても多い気がします。

モノが目につくところにあればあるほど
意識がそれらに行きやすい。

なので、
本来やりたいことや
やるべきことにまで
意識を向けるエネルギーがなくなって
後回しになってしまう。

それでいつもよく分からないけど
なんか疲れてるなという人をよく見かけます。

日本はおもてなしの文化があるといいます。

相手に対して礼節をわきまえ
丁寧に接するのが当たり前。

でも、たまに
ありすぎるおもてなしの精神が
その人の精神を疲弊させている。

カラダの持てるエネルギーを効率よく使うには
行動をシンプルにすること。

それには
必要以上におもてなしはいらないかもしれない。

何が必要で何が必要でないか
自分のココロで感じてみる必要がある。

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