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福島の祖母から見える「東京」は

先日までの日照不足が嘘のように晴ればかりの日々です。

暑さにひいひい言いながら過ごしていたらもうお盆前になってしまいました。


お盆の帰省、みなさんしますか?


ぼくは大学生になる時に生まれ育った福島県を離れ、今は東京に住んでいます。

かれこれ7、8年は盆と正月に福島に帰る生活をしてきました。

しかし今年はどうしようか…。


福島在住・祖母の話

コロナの問題が心配で、帰省するか悩んでいたので福島の祖母に電話してみました。

祖母が住む地域ではコロナ感染者がまだ一人も出ていないことを祖母に指摘すると、祖母は誇らしそうに

「こっちの人は我慢強えから」

と言いました。

この言葉を聞いて「東京」が今地方の人からどう見られているのかを急に実感しました。

つまり、
「こっちの人は我慢強いから」コロナがまだ出ていない
→コロナに感染するのは我慢強くないから
→東京の人は我慢せず外に出ているから大量に感染している。
という見られ方です。

「コロナは我慢強くてもそうじゃなくてもかかる時はかかるんだよ」とか「人口比で考えても人口密度で考えても東京で感染者が増えるのは当然でしょ」とか反論しようと思えばできるけど、そんなの吹き飛ばすくらいの生活的実感がこもった祖母の言葉に何も言えなくなってしまいました。

でもたぶん祖母みたいな認識の人、多そうですよね。

連日全国ニュースで東京の感染者について大きく報じられているし、しかも感染者の多くが「若者」で「夜の街」関連のものだと印象付けられています。

そりゃコロナをきちんと恐れていない若者が我慢せず夜の街に繰り出して、結果コロナに感染している、というストーリーに見えます。


「東京」の真ん中にいるのであんまり意識していませんでしたが、今「東京」って結構悪者なのかもと実感しました。


薄い自粛

こんな電話で怖くなって、今年の夏ぼくは帰省をやめました。

しかしお盆休みは何しましょうね。

出勤もしてるし、キッチンがない寮に住んでるので外食もするし、映画館にもよく行っているけれど、なんとなくコソコソ行動するような薄い自粛の日々が続いています。


帰省などの季節のイベントとがなくなると時間の区切りがなくなって、あっという間に月日が経っていきます。

飲み会がなくなって、同じような職場のメンバーと同じような仕事の話しかしなくなると、あっという間に言語感覚が鈍っていくのを実感します。


悲しいのはこうやって自分の感度が鈍ってくると、映画も漫画も小説もあんまり面白くなくなってくるんですよね。

やっぱりフィクションは自分のリアルな感覚があって、それに反応する形で心が動くものだから。


なんか生きる元気がなくなってくる日々です。
おすすめの過ごし方があったら教えてください。


今週はほんとにただの日記だ。
サイトウでした。



@いえもん
「シャトレーゼ」って単語を久しぶりに意識したわ!
銀座にあるのね、行ってみます。

@きっちゃん
千鳥おもしろいよね〜
「テレビ千鳥」と「相席食堂」と「チャンスの時間」みたいな番組をレギュラーでやってるってもう芸人の理想じゃん!と思っちゃう。

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