30days music challenge 後編(21-30日目)

このシリーズも最終編です。どんどん紹介していきます!

<21日目>

人名がタイトルに入った曲

・バッハの旋律を夜に聞いたせいです/サカナクション(2011)

・Sweet Caroline/Neil Diamond (1969)

「バッハの旋律を夜に聞いたせいです」は僕がサカナクションで1番好きな曲ですね。エレクトリックな音の合間に、時折ピアノの音が入るのがアクセントとなっていいです。“Sweet Caroline “はつい最近知りました。旅行でイギリスのリバプールに行った時、ホステルの同じ部屋に泊まっていたフランス人男性に誘われ2人でイングリッシュパブに行きました。そこでのショーで、ミュージシャンが観客からリクエストを募り、選ばれたのがこの曲です。1969年発表のアメリカの古い曲ですが、イギリスで老若男女問わず歌われてるのを見て素晴らしいと思いました。また、アメリカやイギリスのスポーツイベントではこの曲がよく歌われます。

<22日目>

背中を押してくれる曲

・できっこないをやらなくちゃ/サンボマスター(2010)

・輝きだして走ってく/サンボマスター(2018)

「できっこないをやらなくちゃ」は一時CMでも使われていた曲です。全部好きなのですが、冒頭の「どんなに打ちのめされたって、悲しみに心を任せちゃダメだよ」という歌詞が特に好きです。打ちのめされると、普通は落ち込み、物事をマイナスに捉えがちだと思います。でも、そんな中でも諦めず前向きに頑張ろうと思えます。高校の部活で苦しい時はいつも聞いてました。続いてもサンボマスターから。「輝きだして走ってく」はドラマに主題歌にもなりました。「時間は止まらないって悲しいサダメだというけど、終わらないよ、一瞬が過ぎて行くだけ、ほら次の瞬間だぜ、」の部分が好きです。過ぎた時間は戻ってこないとはいうけれど、その過ぎた時間を振り返り続けてもどうしようも無い。だからこそ次の瞬間で何をするかの方が大事ということだと解釈しました。

<23日目>

全員聞いたほうがいいと思う曲

・Tears in Heaven/Eric Clapton (1992)

・青空/THE BLUE HEARTS(1989)

“Tears in Heaven”はグラミー賞も受賞した名曲。この曲は幼くして事故により亡くなったクラプトンの息子を悼んで作られた曲です。“Would it be the same, if I saw you in heaven”このフレーズ、静かな曲調からも悲しみが伝わってきます。しかし、曲の後半では“And I know there’ll be no more tears in heaven”とただ悲しみに暮れるのみならず、立ち上がろうとする姿勢に感動します。「青空」はブルーハーツの曲。今から30年ぐらい前の曲ですが今でも通ずるメッセージ性の強さ。「こんなはずじゃなかっただろ、歴史が僕を問い詰める、眩しいほど青い空の真下で」コロナの影響で私たちは日常生活を送れていません。やはり、ストレスも溜まるんでしょう。その捌け口としてSNSを使い、他人を傷つけてしまう人もいます。先日もSNSで炎上した女子レスラーの方が亡くなりました。このような事件は今回が初めてではありません。もう一度、冷静になって自分たちの生活のあり方を振り返るいい機会なのかもしれません。

<24日目>

まだ活動していたらなあと思うグループの曲

・Don’t look back in Anger/Oasis(1996)

・Work from Home/Fifth Harmony(2016)

“Don’t look back in Anger”を選んだ理由は、まさにそのタイトルのフレーズが好きだからです。2017年マンチェスターでアリアナ・グランデがライブをしている途中、爆発事件が起こりました。23人が亡くなる大惨事となりました。事件後イギリスではこの曲が広く歌われました。まず、事件の発生場所がオアシスの生まれた場所・マンチェスターでした。そして、この歌のタイトル”Don’t look back in Anger”というフレーズ。「怒りに任せて過去を振り返るな」、感情に任せて後ろを振り返るのではなく、前を向いて進んで行こうというメッセージか込められてます。オアシスは残念ながら2009年に解散しました。もし解散しなかったら、どんな曲を書いてたんでしょうか。”Work from Home”を歌っていたグループFifth Harmonyは現在活動休止中です。元メンバーのカミラ・カベロが脱退してソロデビューし”Havana”が大ヒットしました。カミラが抜けてなかったら、どんなグループになっていたのでしょうか。そういうことを想像するのもいいですよね。

<25日目>

すでに亡くなった歌手の曲

・Let it be/The Beatles(1970)

・若者のすべて/フジファブリック(2007)

“Let it be”は言わずもがなの名曲ですね。ただ、日本人にとってこの曲の本質を理解しにくいですよね。mother Mary やlet it beと日本語の概念にはあまり無いですからね。それでも50年前の曲がいまだに日本でも人気なのは凄いことです。私は“And when the night is cloudy, there is still a light that shine on me, shine on until tomorrow”.のところが好きです。どの国のどの時代の人も暗い闇の中にも「明るい光」を求めているんですね。この曲はポール・マッカートニーが書いた曲ですが、ジョン・レノンが亡くならず、ビートルズも解散してなかったら、更なる名曲が生まれてたかもしれません。「若者のすべて」はフジファブリックの代表曲。夏の終わりの切なさと秋の訪れを感じられる心地よい1曲です。フジファブリックのボーカルの志村さんが2009年になくなりました。わずか29歳でした。若くして失われた才能が、今も活躍していたらと考えると残念で仕方がありません。

<26日目>

恋をしたくなる曲

・高嶺の花子さん/back number(2013)

・Thinking out loud/Ed Sheeran (2014)

「高嶺の花子さん」は中学校の先輩が文化祭でバンドを組んでこの曲を演奏していたのを見てはまった1曲です。気になる子が自分にとって「高嶺の花」な存在で奥手になる男性を描いた曲、最後の「なるわけないか」のフレーズが、ひと夏の思い出という感じがして、夏っぽい恋がしたくなりますね。”Thinking our loud”はさっきの曲とは打って代わりゆっくりめなテンポで進む曲です。“Kiss me under the light of thousand stars”ロマンチックですね。僕は、こんなロマンチストではないですけど、男だったらかっこいいなあと思うシチュエーションだと思います。

<27日目>

失恋ソング

・Over/Mr.Children(1994)

・I’m not the only one/Sam Smith(2014)

「Over」はミスチルを代表する失恋ソングだと個人的には思います。この曲は過去付き合っていた女性を失ってから、その存在の大きさに気づく男性を描いた曲。その一方でその女性への思いを断ち切り、次へ進もうという前向きな気持ちも歌われています。タイトルの「over」は「終わり」と「乗り越える」の意味を掛けているというのを後に知り、桜井さんのセンスに頭が上がりません。”I’m not the only one”を選んだ理由は、後でも書くんですけど、サム・スミスの声が好きなんですよね。この曲の歌詞は個人的にちょっと重いなあって感じちゃいます笑。ただ、好きな曲には変わりありません。

<28日目>

声が好きなアーティスト

・Teo Toriatte(Let us cling Together)/Queen(1976)

・Stay with me/Sam Smith(2014)

Teo Toriatteってクイーンの中ではあまり知られてない曲ですが、タイトルは日本語の「手を取り合って」が元になってます。サビも日本語で歌われています。クイーンは大の親日家として知られ、映画「ボヘミアンラプソディ」でもフレディ・マーキュリーの家に日本庭園が作られているのが再現されました。フレディ・マーキュリーの、あの低い音から高い音までノビのある声が好きですね。なおかつパワフルな声も出る、声の幅の広さもすごいと思います。サム・スミスは先ほど言ったように、声が綺麗ですよね。男性にもかかわらずあの高音を出せる声域。すごいですよね。男性の声を「美しい」と感じたのはこの人が初めてかもしれません。

<29日目>

子供の頃を思い出す曲

・ありがとう/いきものがかり(2010)

・プラネタリウム/大塚愛(2005)

「ありがとう」はちょうど小学6年の時、朝ドラの主題歌になりました。それ以上になぜ小学時代を思い出すのは、卒業式にこの曲を歌ったからです。自らはもう数年聞いてませんが、この曲を耳にすると小学校の卒業式を思い出します。「プラネタリウム」は僕の姉が「花より男子」の大ファンでドラマをずっと見てました。僕も何故か姉と一緒に見てたのですが、僕はドラマよりも主題歌のこの曲の方にはまりました笑。

<30日目>

自分自身を表す曲

・終わりなき旅/Mr.Children(1998)

「終わりなき旅」は言わずもがな、名曲です。自分自身を表す、というよりかは自分自身はこうありたい、というのをイメージしてこの曲を選びました。7分を超える大作ですが、何回でも聞いてしまいます。歌詞は全部好きなのですが、特に好きなところを紹介します。「時代は混乱し続け、その代償を探す、ひとは辻褄を合わすように、型にはまってく。誰の真似もすんな、君は君でいい。生きるためのレシピなんてない、ないさ」です。今まで以上に多様な時代、一方で多様な分、どれが正解かがわからないので、とりあえず世間を気にして「いい顔」をすることで切り抜けようとする人もいるかもしれません。でも今、その一瞬しかできない、自分がしたいことはできるときにやるべきだと思います。ある人が「人生は木のようなものだ。人間はみんな赤ちゃんという同じ存在(幹)からスタートするが、それぞれの木は成長スピード、枝の広げかたは違う。広がった枝の先に綺麗な実がなっているかどうかは最後にならないとわからない、だから今は最後に1つでも実がなるように今は枝を広げるんだ」と言ってました。その通りなのかもしれません。人生を「終わりなき旅」と表現する美しさ。人生の最後には「いい「旅」だった」といえるようにしたいものです。


以上で、30days music challenge 終了です!非常に長くなりましたが、ありがとうございました。



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