ヨーロッパ1人旅 旅行記⑦(フランス編)

日程:2/18-2/23

行程:ブリュッセル→パリ→リヨン→ナポリ

この旅行記も最終回です。ブリュッセルからパリへは電車で移動しました。しかし、なんとこの日はフランスでストライキが起こっており電車の本数はめちゃくちゃ減っていました。僕が予約していた電車も直前でキャンセルになりましたが、次の電車を無料で乗ることができました。そして、パリに到着。なんといっても、花の都・パリ。見たいところがたくさんあったので、ベルギーからついたその日の夜から観光開始です。まずはシャンゼリゼ通りと凱旋門。シャンゼリゼ通りは、表参道っぽいんですけど、それよりも2倍ぐらい大きくきらびやかでした。そして、そのままシャンゼリゼ通りを歩くとその先に凱旋門。様々なところに凱旋門はありますが、やはりパリの凱旋門が美しく、荘厳でした。

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そして翌日、朝一にエッフェル塔に行きました。パリのどの区にいても見えるパリのシンボルです。下の部分は少し工事中でしたが、それでも美しかったです。セーヌ川とともに写真を撮れば、パリジャンにでもなった気持ちになれます。

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その後訪れたのはサントシャペル。世界で最も美しいといわれるステンドグラスがあります。ここはその名の通り世界一美しいと感じました。360度見渡す限りステンドグラスで、時間によっては光の加減で違う表情も楽しめるのでかなりおすすめです。

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そのあとに訪れたのはノートルダム大聖堂。フランス語で「私たちの母」という意味をもつこの大聖堂は火災の被害にあいました。現在も復興中で、正面から見ると美しいのですが背後はまだまだ修復途中です。ただ、それでも美しさを感じるのが、この聖堂が「ノートルダム」と呼ばれるゆえんだと思います。(上:ノートルダム大聖堂正面、下:横からの写真)

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そして、隠れた観光スポットのサクレール寺院へ。治安がやや悪いといわれるパリ北部にありますが、エッフェル塔からの景色とはまた違った都会的なパリの街並みを見ることができます。ここもおすすめです。

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そして、なんといってもルーブル美術館。世界最大級の美術館で展示室が1000近くあります。多くの有名作品を展示しています。モナリザもそのうちの1つです。しかし、モナリザは人気過ぎてとても大きな部屋にモナリザだけが展示されています。モナリザを見るためには行列に並ばないといけず、見る時間も制限されています。ルーブル美術館は好きな作品が多すぎるのですがその中でも個人的に好きな作品トップ3を紹介します。

3位は「いかさま師」です。1635年にフランスの画家、ラ・トゥールによって描かれました。この絵を知ったきっかけは、ある本がきっかけなのですが、その絵を初めて知った時から、左の3人が悪だくみをしているときの顔や視線が非常に印象的だと感じました。実際の絵を見ると、額縁の金色が絵の背景の黒色のコントラストをより際立たせていることにも気づきました。

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2位は「サモトラケのニケ」です。スポーツメーカーのナイキのロゴのモデルです。ニケの翼の躍動感そして、勝利の女神であるニケが船首に立っているというリーダーシップを感じさせる構図。美しいです。

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1位は「民衆を導く自由の女神」です。フランスの画家ドラクロワがフランス革命時に描いた絵です。自由の女神が革命を起こした市民に先立ち行進しています。好きな理由はシンプルに、フランスっぽさが1番出ているうえに、躍動感を感じたからです。

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ルーブル美術館をゆっくり回ろうとすると最低3日はかかります。お目当てのものを先に探しておいてから行くのもありです。また、日によっては夜の21:45まで開いていることもあるので、そういう日を狙うのも1つ手だと思います。あと、オルセー美術館も行きたかったのですが、時間が足りず泣く泣く次回。モネの絵が多く展示されている旧駅舎を利用した美術館として有名です。

次の日はパリの中心地から少し離れ、ベルサイユ宮殿へ。パリ中心部から電車で40分ぐらい離れたところにあります。フランス・ブルボン王朝が栄華を極めた宮殿で、とにかく派手です。機能性なんて重視してないんだろうなと庶民の僕は感じるほどの装飾です。とくに有名なのは「鏡の間」。部屋全体が鏡で覆われた間です。そして、外に出ると庭があります。「庭」と言いましたが街ぐらいの大きさがあります。さすがにこの庭全体を歩くのはやめました。(上:鏡の間、下:庭園)

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パリはスポーツの都でもあります。サッカー、パリサンジェルマンのホームでもあり、テニスの4大大会のうちの1つ全仏オープンの開催地でもあり、さらに競馬の凱旋門賞も開催されます。パリには、伝統的な西洋文化のみならずスポーツも強く根付いています。

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翌日朝市(マルシェ)で朝ご飯を買い、フランス第2の都市、そしてこの旅行の最終旅行地のリヨンに行きました。リヨン、フランス中南部にあり、パリから電車で2時間ぐらいの街。町全体がのんびりとしていました。まずは、サンジャン大聖堂。丸い窓が印象的な大聖堂です。そして、次はリヨン・ノートルダム大聖堂。ノートルダム大聖堂は実はフランス各地にあります。リヨンのノートルダム大聖堂は、その内部が特徴的です。なんと、ターコイズ色をしています。旅行をした1か月間は様々な大聖堂をまわりましたが、その中でも5本の指に入るほどの美しさです。(上:パリのマルシェ、下:リヨン・ノートルダム大聖堂)

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また、リヨンは美食の街でもあります。観光客向けではなく、伝統的なフランス料理をいただけるレストランがリヨンには多くあります。また、お菓子も有名です。フランス名物マカロンもおいしいお店が多く、さらにパリよりも安い値段で楽しめます。そして、ファストフードもおいしいのです。写真右下の食べ物はフレンチタコスと呼ばれるリヨン発祥のストリートフードです。中にはチーズ、ポテト、チキンが入っており、さらに大きさやソース、具材やトッピングを自由にカスタマイズできます。値段も600円ほどで、近年はぱリヨン近郊のみならずパリにもその人気が広まっているようです。

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リヨンは、個人的にとても過ごし心地がよく、もしフランス語が話せたらリヨンに住みたいと思うほどいいところでした。

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以上で7回にわたった旅行記も以上です。ヨーロッパは陸続きながら全く違った文化を持っていることが多いです。ヨーロッパの国1国だけを長く回るのもいいですが、時間が取れるなら様々なところに訪れるのも面白いと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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