2021年6月15日に開催された講演会 『満員御礼 自転車で地球6周したエコロジスト 松本英揮さんの見た世界の真実 コロナ後の明るい未来を語ろう』に参加しました!!
こんにちは
文面の通り今回は松本英揮さんが開催するイベントに参加してきました。
開催地は宮城県仙台市です。
開催場所はOrganic cafe Soul Treeというカフェで行いました。
中はこんな感じ
この日は約10名程の人数が集まりました。スクリーンでの講演会でしたので、照明は抑え目です。
普段は身体に優しい食材を使った料理を作っている所で、この日は元々は定休日だったそうです(感謝)
さて、本題に入ります。
私はこの講演会で明確にこれを学びたいという事はなくて、変に期待しすぎないようにしていたのですが………
結果的には、大満足でした!! 今年一番の良い刺激を貰いました(笑)
まず松本英揮さんとはどんな人物なのか?
プロフィール
年齢は還暦
携帯電話を持っていない
一日あたり自転車で200km移動する
大学の非常勤講師
合言葉は「ひでき! かんれき! かんげき!」
25年前まで宮崎県で年商30憶のゼネコンの経営者だった。
国と県のオファーで九州に四基の原発を建設する計画に加わる。
一基5000億、周辺インフラ5000億という莫大な予算を前に関係者や地域が狂うのを目の当たりにする。
建設前の調査結果で活断層がなかったとする虚偽のデータと二億五千万年前の地層まで掘削して基礎を作るというデタラメな工法を根拠に強引に原発を誘致しようとする国の財政本位の考えに加担できないと自らの会社を廃業にする。
当時35歳。
1995年阪神淡路の震災が大きなキッカケで環境問題を勉強。
大阪西成に三畳の部屋を借りてドヤ街を拠点とし、平日の昼間は日雇い労働者、土日は全国で講演やお話会でエコロジーについて講演をする。
のちに大学の非常勤講師になる。
受験勉強が合格するためだけの暗記型詰め込み教育で子どもの教養にならず受験システムが子どもたちの体験や真の学びの時間を奪うという考えに至り御茶ノ水附属小学校の元校長古市憲一氏とともに文科省へ��校受験の廃止のための請願活動をする。
昨年センター試験の内容の一部が変更されるも最終的には廃止することが目標。
とにかく凄い人物ですね('◇')ゞ
今回の参加者はこんな感じ、僕は真ん中のベージュの服を着てる人物です。
まず講演会の何が良かったか?
①少人数なので質問やお互いの意見交換がしやすく、距離が短い。
➁目からうろこのような話を沢山たくさん聞けた。
③参加している人たちが自分軸で生きてる人達ばかりで見識が広がった。
主にこの三つです。
ここからは、どんな講演会を聞いてきたのかを話したいと思います。
まず冒頭の①~⑤はあまりまとめられず箇条書きになりますがご了承ください。
①地震台風は自然の災害ではないケースがあるという話。これは専門家が見ると明らかに不自然な現象が起きているとの事。あの3.11も熊本の災害も何者かが仕組んだ事という事を聞きました。
➁オランダには受験がない
③ヨーロッパの自由教育は大切な事だという話
④タブレット教育は将来AIが先生になる前段階
⑤5Gは健康被害があり危険。電磁波が強いと血液が分解され白血病の危険があると聞きます。
ここはもう少し掘り下げて書きたいと思います。海外では5Gを放射線の言葉と掛け合わせて、5Gレディエーションと呼んでいると知りました。放射線の作用があるという意味ではなくそれだけ強い毒性を持つということだと聞きました。
5Gも毒ですが、体に良いものを入れて体から毒素を排出するには体に良いものを取り入れる。それには納豆を食べることが良いと言われました。なんと納豆菌は宇宙環境でも生き続ける菌だそうです。
ヨーロッパではコンシャスネスカフェ、日本語で意識を高めるカフェという意味で情報共有をする場所があります。
日本では、昨今のコロナ情勢や不安なことはあまり他人と情報を共有しない傾向にあるみたいですが、ヨーロッパでは比較的情報の共有をする習慣があり、右と左の意見、自分と反対の意見も交えて行うことで情報の正確さを計る習慣があると知りました。しかし、自宅待機などの影響で分断され今はいけない状態になっているそうです。それでも一部では
こうした背景も含め、ヨーロッパでは与えられた情報を鵜吞みにせず、自分たちで考える下地が出来ていると聞きました。
松本英揮さんの話に戻ります。
彼は12歳から一人旅を始め日本中を旅してきたそうです。当時は日本も物が少ない時代ではありましたが、皆親切で旅の途中で何度か助けられたと聞きます。しかし現代は足の引っ張り合いが多くなってしまう世の中になったと聞きます。それは四半世紀前から感じていたことだそうです。 彼は現在どや街で大工さんや土方の仕事をする傍ら、大学では非常勤講師、本人は非常識講師と言ってました……(笑)として両極端な生き方をしています。
それは国の行く末を知るには、その国で一番貧しい場所を知る事だからだと言っていました。彼は西成区の話をしました。およそ30年程前は、朝5時に起きればどこでも仕事がもらえて、ボーナスも沢山もらえたそうです。それが今では朝3時に起きなければ、仕事がもらえず給料も右肩下がりだそうです。これが日本の将来です。一般社会が貧困化に向かっています。
消費税が上がる前は、バブルが崩壊していた後もそれなりに経済が回っていたにも関わらず、上げた途端経済は停滞しました。また、現在は日本の多くの企業や土地が外資や中国に奪われています。関西空港をはじめとする多くの企業は既に外資のモノになっています。宮城県の水道も外資にしようと村井知事が動いています。京都や北海道は既に多くの土地や水源を中国に奪われています。その会社や企業にどれだけ利益が発生しても利益は全て外資のモノになります。どれだけ日本人が多く働いて残業してもお金は日本に還元されません。国も国民もどんどん貧乏になっていきます。
そもそも、日本は借金大国だという話を聞きますが、それはおかしな話だと思います。あくまで政府が、日本国民からお金を借りてる立場なのにそれを減らすために財源を渋るのは理由にならないと思います。どれだけ借金しても、他所の国にお金を借りているわけではないのだから本来はそれで困ることはないはずです。しかしながら、政府はそうした経済を活性化させる取り組みをするどころか、逆のことをしています。公明党は明らかに日本の土地を売る事をよしとする政党です。自民党や他の政治家も何も止めようとしていません。私は、曲がりなりにも政治家は日本の行く末を考えて行動していると信じていました。しかし昨今のコロナ対策や、竹中平蔵の行い、二階堂の中国に対する対応。これらすべてを踏まえて、とても国を守る姿勢があるとは思えません。私は講演会を聞いて、国に頼らない生き方消費社会とはある程度距離を置ける生活はないものかと思うようになりました。
今の日本の学校教育は、人を育てていると言えるのでしょうか。英揮さんは今の子供は高校三年生になっても自分の進みたい方向が見つからない子が殆どだと言っていました。私は皆そういうもので社会経験でようやくわかってくるものだと思っていたのですが彼の話を聞くとそれは異常な事だと気づきました。
ここからは、私が今回の講演会で最も衝撃を受けた話をします。(一部自分のfacebookの記述を抜粋します)
それはデンマークの学校教育です。
デンマークの学校教育は180年前に、偏差値や宿題課題を廃止したそうです。
グルンドヴィ牧師
当時、グルンドヴィ牧師が教師を集めて、順位づけ、宿題や課題は本当にやる必要があるのか、一人一人がどう生きていくのかを考える力が身につくのかを話し合ったそうです。その結果、教師達もその意見に納得してこれらは無くなったそうです。
デンマークの学生と学校の様子
現在のデンマークでは、生徒の人数は18人以下に抑えて、一人一人の個性を汲み取れる仕組みづくりを行なっており、長期休みでは課題に追われる事なく自分の生き方を模索できる仕組みだと知りました。英揮さんが、知り合った現地の学生さんもそうした中で伸び伸びと育っているそうです。
彼が知り合った現地の学生の中には英揮さんに長距離自転車で走るアドバイスを聞いて休日は100km走っている学生さんがいると聞きました。長期休暇を使って、彼はまた英揮さん達が来る事を考えて、木材を用意して椅子を作る作業をしていたと聞きます。
デンマークの学生はこうして、一人一人がどう生きていくのかを考えられる下地が出来ています。
英揮さんは、10代の貴重な長期休暇に宿題や課題は時間がもったいないと考えてします。夏季休暇に息子さんが大量の宿題を抱えてきたと言います。彼は息子に問いました。
「この宿題は本当に人生の役に立つのかどうか、それでもし本当に役に立つと考えるならやってもいいと思う。けどもしも、これをやる時間がもったいないと考えるなら何か他の事に時間を使ってはどうか」
こうしたニュアンスの問いかけをしたところ、息子さんは以前自転車での一人旅をしたことから、またやりたいと言ったそうです。
二人でスペイン、アフリカを自転車で横断しましたが、この時ずっと土砂降りの中、英揮さんはとうとう息子さんに、今日は諦めて宿に泊まろう。そういいましたが、息子さんはやると決めました。そして22時間ひたすらこぎ続けてアフリカまで到達したと聞きます。彼は、英揮さんにその時の経験が今も大切だと話したそうです。
ヨーロッパでは比較的、シュタイナースクールが広まっており、そこでは物事の優劣がなく自由な発想を大事にできる場所だと教わりました。
ここで私が衝撃を受けた事は日本と全く違う価値観なのにそれで経済が成り立っているという事です。
以前、「英語の害毒」という本の一部を読んでかなり乱暴な内容を知りました。
本の中にはゆとり教育についても書かれています。ゆとり以前の教育は国民を底上げする事に注力していたのを採算が悪いということで、ゆとり教育を実行したそうです。目的は庶民とエリートと呼ばれる人達との差を大きく分けて、庶民は個性や、夢という言葉で安い給料で都合よく働いてもらい、逆にエリートと呼ばれる人達はゆとり以前よりも勉強量を増やし国のリーダーになってもらうという内容でした。
この本がどこまで真実かはさておき、どこかしらの部分では現実として実感する事もあります。
シュタイナー教育は個性を大事にし一人一人の感性を尊重する取り組みです。
私は正直この取り組みに懐疑的な部分がありました。
本の内容ほどではありませんが、私自身も学歴や競争社会はこれまで日本という経済を回していく上でどうしても必要になると思っていたからです。
なので、優劣のない教育に対して社会では通用しない、宿題課題は、社会で嫌な事があっても続けられる力を身につけるためだと言われたり、高校の時の先生は先生と思わず上司だと思った方が良い等、私が学生の頃はそう言われて育ってきました。
しかし、実際にはそれとは全く違うことをしている国が存在して、それで経済が回る。
これを知って、日本人は本当にこんな社会じゃないと生きていけないのだろうか、他に方法は無いのだろうかと思わずにはいられませんでした。
英揮さんは世界中を見てきてこんな話をしてくれました。
サハラ砂漠は8000年ほど前は草原でした。それがポールシフトによって磁場が変化し、風が草原から砂漠に変えたと知りました。
サハラ砂漠
その砂は、研磨されとても気持ちの良い肌触りだと聞きます。
風で研磨されたサハラの砂
英揮さんがアフリカに行ったとき、森林破壊が多く発生していました。
彼は、いかに木を燃やさない生活を作るか考えました。
一つ目に行ったのが、家畜の糞を燃料にすることです。牛を家畜として多く飼っているのでそこから発生する大量の糞を活用して、燃料にする取り組みをしました。
もう一つは、ソーラークッカーという装置を広めました。
ソーラークッカー
これは太陽光の光だけを活用した調理装置で、これを使えば燃料や火が無くても料理が出来ます。彼はこれをアフリカに広め、資源をなるべく大切にする術を教えました。
英揮さん自身もあまりエネルギーを使わない生活をしているみたいですが、彼の場合、どんな天気も良いことが起きる工夫を心掛けているそうです。
例えば、晴れた日には自前のソーラークッカーを使ってゆで卵を作ったり、雨の日にはドラム缶いっぱいに水を貯めこんだり、風の強い日には風力発電を行う等、多くの工夫をしていると聞きました。
話は戻り他にもアフリカで問題になっている事があります。エイズの患者さんたちです。
アフリカでは、医者とエイズ患者の割合が1対1500という恐ろしい割合です。
アトラルゼネカなどの大手製薬会社はエイズの薬を投資していると聞きましたが、一時は改善しても根本的には治らないようになっています。治してしまったら、製薬会社は倒産するからです。
そこで、彼は米ぬか風呂を作ることにしました。
米ぬかを人間が入れるギリギリの温度55℃に発酵して、のぼせないよう、体温が上がったら腰まで浸かるなど、患者さん達に出来るだけ長く入ってもらうようにしていました。その結果、一か月後に劇的に改善したそうです。
6歳の男の子のエイズ患者は背中に肉腫があり末期状態でした。それでも2週間米ぬか風呂に入ったら、肉腫がかさぶたのように剥がれて治ったと聞きます。これには周りの人達も大喜びです。これまで治らないと思った病気が治ったからです。おかげでエイズ患者の特徴である低体温と片頭痛から解放されました。
体温は1℃上がるごとに免疫力が6倍になるそうです。
僕達の身体の自然治癒力は思っていたよりも凄いのかもしれないと思いました。僕も今まで特効薬がないと治らないものだとばかり思っていたからです。
こうした日本の発酵文化が世界で役に立っていると知りとても嬉しい気持ちになりました。
自転車の旅ではギアナ高地をおすすめされました。パワースポットとしても有名ですが、太陽の熱で大地が暖かくなりそれがとても居心地がよく、気づいたら寝てしまうほどだそうです。
ギアナ高地
英揮さんは自転車の旅で何が一番の魅力なのか教えてくれました。それは国境を超える瞬間です。
ドイツとフランスの国境「友好の橋」
前輪と後輪で国が違う時、これまでの疲れが吹っ飛びここまで運んでくれた自転車に感謝がこみ上げるそうです。この感覚が素晴らしいと言っていました。
前の文章で一番貧しい地域を見たらその国の将来がわかると言いましたが、次は海外の国の一番貧しい地域ついて触れたいと思います。
ブラジルのファヴェーラは、元々ブラジルが最後まで奴隷制があった影響で奴隷が逃げ延びた場所です。それによりしっかりとした教育が受けられず、仕事もできない状態だったと聞きます。
ブラジル・サンパウロのスラム街「ファベーラ」
生活するために、8歳の少女が売春をする。これを知ったドイツ人女性が、ドイツ政府から資金援助を貰い学校を作りました。それはシュタイナースクールと呼ばれるものでした。この学校の特徴として、子ども達の発想を大切にする学校なので子供たちは素直で楽しく学んでいると聞きました。以前は食べ物にも困っていたので食育がしっかりとしており、自分たちで野菜や米、フルーツを育てているそうです。
この地域で英揮さんは一日五回も講演会を行ったそうです。
次に紹介するのはキューバです。キューバでは現在マクロビオティックによる農業やパーマカルチャーによる連作障害を起こさないようにしており全てオーガニックです。
昔のキューバは、ソビエトから安い肉や食料を貰っていた時代は皆不健康で太っていたと聞きます。それがソビエト崩壊後、自分たちで食べ物を作る必要があり野菜畑に力を入れて今に至ります。
キューバのパーマカルチャー
そして、キューバは社会主義の国です。若者たちの遊び方もシンプルでデートは一か月に一回だけ自転車を二人乗りして一軒だけのアイスクリーム屋さんに行くと聞きます。そのアイスは本当においしく、それはオーガニックだからだと言われたそうです。
次に紹介するのは外国の取り組みについてです。
ブラジルのクリティバ
ブラジルのクリティバでは、市街地を車中心からバスだけの街にしました。
そこでは、街中に走らせるのはバスだけです。
どれだけ乗り継いでも80円ほどしかかからず、他に車がないので渋滞や遅刻がないそうです。
また町中に公園をつくっており、自転車で走れば必ず公園に付きそれで一周して戻ってくるという仕組みになっているそうです。そして高層ビルを制限して、街中に緑を多く増やしているそうです。
ヨーロッパは日本よりも原生林が乏しい分、緑に力を注いでいる場所が多いと聞きました。
ドイツの大工職人
ドイツでは、医者と大工は同じステータスです。医者が体を治すとしたら、大工は人の心を癒す建物を作る心の医者の立場にあるからです。
現在の世界で一番幸福な国はフィンランドです。それまではブータンが最も幸福な国でした。
なぜこうなったのか、それは若者達に麻薬が流行ってしまったからです。麻薬が流行ったことで若者達はそれまでなかった貧富の差を知ることになりました。それをアメリカのアスリートが来てスポーツで体を動かせば元気になると勧めました。今ではブータンではスポーツが盛んになっています。
一見良い解決法に思えますが、ブータンが素晴らしかったのは競争のない社会として幸福だったからです。
これをよしとしない勢力がブータンをここまで変えました。スポーツとはつまるところ競争です。競争のない社会のお手本としてブータンを理想のモデルにされると困る勢力がいた結果だと彼は言います。
しかし、社会は良い方向に向かうと言います。
コロナで現在多くの問題が浮き彫りになっており、海外から食料が回らない事で食料自給率が問題になったり、働き方も変えざるを得ない状況になったり、こうした事は良い社会の前触れだと彼は言いました。
陰極まり陽に転ずという言葉を使っていましたが、コロナ以前よりも良い社会を生み出すための時期なのだと彼は信じていました。
僕はこの言葉を信じたいと思います。
オーロラを実際に見たときの話をしてくれました。
オーロラを観測するチーム同士で、トランプをして負けた人が寒い外に出てオーロラが出てるか確認するそうです。
それをくりかえして、ようやくオーロラを見ることが出来ます。
英揮さんは言いました。
オーロラを直接見たら、これまでは地球で生かされたと思っていたが、宇宙で生かされたのだと実感できると。
オーロラ
今の社会は人と会うことも思うようにできない世の中になったと思います。しかし、私たちは一人じゃないのだと知る必要があると思いました。ましてや地球だけでなく宇宙全体が活かしてくれているだとしたらこれほど心強いことはありません。
僕は、地球は行動の星だと聞いた事があります。この言葉に則ってこんな時だからこそ行動しようと思います。
今回のnoteはあくまでも記録を残すという側面が強かったので、読みにくい面があったと思います。
それでは、また次の機会に。
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