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珍端末レビュー 1:「Ai+(Smart 4G Wireless Phone)」(レビュー松竹梅)

noteでの最初のレビューはSUNSEA AIOT(日海智能)製の固定電話型受話器付き4G端末「Ai+(Smart 4G Wireless Phone)」(以下、Ai+)のレビューをお送りします。

記念すべき一回目の投稿がいきなり日本で販売されてない中国製の固定電話機型携帯電話という需要も何もあったもんじゃないレビューですが、このくらいの方が他がやってないだろうとも思いましたので(汗

〇固定電話機の用に使うAndroid電話機「Ai+」

画像1画像を見ての通り、Ai+は約7インチのタブレットに通話用の受話器がついたようなAndroid端末で、実際に通話をする際には受話器を持ち上げて通話を行います。

画像2受話器を持ち上げると自動で通話アプリが起動し、テンキーや電話帳が表示される。

付属の受話器はAi+本体からはBluetoothで接続されたヘッドセットとしてみなされており、最初からペアリング済み。

受話器への充電は受話器の通話マイク付近にある金属製の接点にて供給される仕組みとなっています。(受話器を置くと接点が合わさるようになっています)

画像3受話器への給電用の充電用接点がAi+本体と受話器にある。

Ai+の特徴としては「Androidタブレットとしての機能も備えている」という点で独自アプリマーケットの「APKPure」からアプリをインストールすることができます。

なお、中国向けの電話機のため、GmailやGooglePlayなどのGMS(GoogleMobileService)関連アプリはインストールされていません。

とはいえ、Amazonのアプリストアをapkファイルでダウンロード~インストールすれば、そこそこにアプリは揃うでしょう。

アプリをインストールすることで、通常の通話だけでなく、メッセージアプリを利用したTV電話のような利用なども可能になります。

画像4ディスプレイ上部にあるインカメラ。メッセンジャーアプリなどで利用可能なほか、(画質は粗いけど)一応、自撮りもできる。

〇Android端末としての性能は低い

画像5CPU-Zで確認したAi+のスペック

SoC(CPU)はMediaTek製の4コア SoC「MT6739(1.5GHz×4)」に動作メモリーは2GB RAM、本体メモリー(ストレージ)は16GB ROM、画面解像度は800×1280(WXGA)と本当に必要最小限、というか今どきのエントリーモデルのスマホの方がかなり上というくらいにロースペックです。

ちなみにmicroSIMカードとmicroSDカードスロットは1つずつでSIMピンで本体左側のカードスロットを引き出すタイプ取り出すタイプとなります。(microSDカードは最大で32GBまで)

性能は低いとしか言いようがありませんが、あくまで「タブレットの機能をフォローするくらいの、あくまでも電話機」なのでこれで十分でしょう。

〇ここがよろしくない
さて、そんな固定電話機型のAndroidスマートフォン、ともいうべきAi+ですが、実際に家において使うとしたら…こういった部分が勧められません。

1:充電用USB端子が本体手前側にある
本来、固定電話機などの置いて使うものの場合、ケーブルなどがジャマにならないようケーブル・コード類は後ろ側にある方が見た目にも機能的にも正しいのですが、Ai+は本機へ電力を供給するためのmicroUSB端子が前面にあるため、非常にじゃまくさいです。

そのすぐ横にヘッドセットなどに使う3.5mmジャックについては抜き差しの機会が比較的多いであろうことを考えれば正面にあるのは間違いとも言えません。

しかし、据え置きで使うことを想定した場合、ケーブルは挿しっぱなしになるはずなので、USB端子は後ろに設置すべきだったと思います。(実際、日本国内で正規に販売されていた据え置き型携帯電話機のイエデンワやホムテル3Gの電源供給用の端子は後ろ側にあります。)

画像6ここからケーブルが挿しっぱなしの伸びっぱなしとなると、非常に邪魔くさい…

2:置いたときに角度が一切ない
通常、固定電話などは使いやすくするためにある程度の角度がついてたりしますよね?

また、ショッピングセンターにあるタッチパネルで操作するタイプの大きな地図とかも押しやすく、見やすくするために画面が斜めになっているのを見たことがある人も多いと思います。

が、Ai+は平らな台に置いた場合、画面が真上を向いてしまうため、固定機として置いて使う場合は傾斜のついた滑り止めのスタンドなどを併用しないと思った以上に使いづらく感じてしまいます。

画像7これについては筆者はスマホ・タブレット用の傾斜角を自由に変えられる滑り止めジェルのついたスタンドを使って解決させています。

〇まとめ
レビューというか、そもそも日本国内では販売されていないモノなので、お勧めもお勧めしないもなにもないんですが、一応まとめ。

実は海外ではこういったモバイル回線に対応した据え置き型の電話機は珍しいものではなく、(特にアジア地域においては多い気がします)海外通販サイト(特にAliExpressとか)などでは数多く目にするものだったりします。

しかし、固定電話網が広く整備された日本国内においてはかなり珍しいもので、筆者も検証用と赤い本体カラーが気になって(赤いスマホやケータイとか好きなんです…)購入しました。

性能はお世辞にも良くはないですし、日本においては対応してないと致命的なGMS(GoogleMobileServise)に非対応な端末ではあるので、とてもじゃありませんが、多くの人に勧められるものではないです。

よって、note初めての「レビュー松竹梅」ですが、評価は

評価外(やめときなさい)

と、させていただきます。

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