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ごんすけ、上岡龍太郎さんの訃報で物思いに耽るってよ。

こんにちは。
ごんすけです。

突然の訃報。
思い出す言葉の数々。
そんな話。
(/・ω・)/

元タレントの上岡龍太郎さんが逝去されていたとのニュースがありました。
去る5月19日の事だったそうです。
お悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。

ごんすけ、テレビの中で語られる、上岡さんの含蓄ある言葉の数々に随分と影響を受けてきました。
例えば、以前記事にした。

兼近大樹さんの話題の中で、上岡さんがテレビで語った言葉をお借りしました。
確か『パペポTV』で語っていたような。
あああ。
パペポTV面白かったなぁ。
笑福亭鶴瓶さんと一対一で話す、雑談トーク番組。
(≧◇≦)

にけつッ!!』『きらきらアフロ』『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』『松本紳助』etc…。
ゲストを呼ばず、固定された出演者のみ、トークのみの番組。
そんな番組の先駆けがパペポTVでした。
そう言えば『ガキの使いやあらへんで』も昔はダウンタウンの二人のトークコーナーがメインでしたね。
一説によると『笑っていいとも!』でタモリさんと明石家さんまさんのトークコーナーが雑談トーク番組全体のルーツとも言われるそうです。
1987年スタートのパペポTVよりも前の1984年スタートだって。
(*'ω'*)

そんなパペポTV。
京都出身の上岡さんと、大阪出身の鶴瓶さん。
吉本所属だった上岡さんと、松竹所属の鶴瓶さん。
漫才師だった上岡さんと、落語家の鶴瓶さん。
関西のお笑いの人と一括りにしてしまいがちですが、あまりにカルチャーが違い過ぎて。
その噛み合わなさが番組の面白さの源でした。
(・∀・)

機嫌が良ければ「鶴瓶ちゃん」。
お説教掛かると「鶴瓶くん」。
小バカにするときは「キミ」。
シチュエーションで変わる鶴瓶さんの呼称。
理屈っぽいけれど、テンポが良くて小気味いい語り口。
声のトーンだけで何を語っているのか伝わってくる抑揚。
話術のプロって、やっぱ凄げぇ。
そんな稀有な才能の持ち主でした。
(。-`ω-)

そう言えば。
上岡さんの話で勉強になったのが…。
関東と関西では、語尾の上がり下がりで感情の捉え方が真逆であるとの事。
関東では、語尾が上がるとポジティブ、語尾が下がるとネガティブ。
関西では、語尾が下がるとポジティブで、語尾が上がるとポジティブ。
上岡さん曰く、いじられた時に語尾上がりで怒る鶴瓶さんは関東では怒っているように見えず印象が良いが、関西では単に怒っているように見えるだけ。
だから鶴瓶さんは東京で人気が出たが、それがわからない関西の芸人は、関東では不愛想に見えて人気が出ない。
これ、よくわかる話で。
関西では人気があったり、実力があって事務所の猛プッシュを受けているのに、今ひとつ東京のテレビで人気の出ない関西出身の芸人さんに当てはまります。
ごんすけ、これを知ってほしい芸人さんがいっぱいいます。
( ̄ー ̄)

世の中を斜めの視点から舌鋒鋭く切っていた上岡さん。
密着ドキュメンタリーで語った言葉も鋭くて。
「普段通りと言われても、普段の僕なんて映せませんよ」
カメラがあると、どうしてもカメラを意識してしまう。
普段通りを意識した段階で、普段とは違う。
普段は「普段通りにしよう」なんて意識して行動していないから、と。
記憶が曖昧でディティールはだいぶ違うかもしれませんが、ニュアンスはこんな感じ。
どうしても本当の姿を映したいなら、何も告げずに隠しカメラで撮ると良い、とかも言っていたような気がする。
まあ、ただ単に密着取材が照れ臭かっただけかもしれないけどね。
( ̄▽ ̄)

そんな上岡さんも芸能生活40周年を迎えた2000年に58歳で芸能界を引退します。
潔くてカッコよかった。
明石家さんまさんが還暦と共に引退したいと言っていたのも、上岡さんの影響らしいです。
かつては大御所が自ら身を引くことで芸能界の新陳代謝も進んでいたように思えます。
最近では安室奈美恵さんの引退が記憶に新しいところですが、それ以外で不祥事に由来しない芸能界引退を耳にしなくなったようにも思えます。

上岡さんが潔く引退されてから20年以上。
それでも、切れ味鋭かった言葉の数々が今も心に残っています。
上岡龍太郎さん、どうか、どうか、安らかにお眠りください。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
では、また。