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2022年を振り返る

2022年はKAPOK KNOTにとって、非常に大きな転機となる1年でした。
書き出してみると、これだけ多くの事が起きた1年でした。

3月 Tokyo Creative Salonで日本橋のディレクションを担当
・4月 初の取締役加入、ブランドディレクター滿汐国明
・6月 ブランド初の展示会を開催
・7月 世界初の植物由来コート100% 28万円抽選完売
・8月 コロナ以降初の、インドネシア再訪問
・9月 ミヤシタパークに常設店をOPEN
・10月 国際的PCブランド Lenovoとコラボレーションバッグの発表
・11月 初の阪急うめだPOP UP
・12月 社員と業務委託を含め、12名から30名に。人員2.5倍!
・12月 独自素材、植物由来100%シートの開発と特許申請
・12月 ピッチコンテスト KANSAI FUTURE SUMMIT にて優勝

一つ一つ、本当に大きな印象に残るイベントでした。
これを振り返ってみると、1年でこれだけのことを成せたのは、関わってくれたメンバー、日々応援してくださる皆様のおかげです。

しかし、何といっても最も大きなニュースはこちらでしょう。

女優、二階堂ふみさんとのコラボレーションの発表

WWD以下リンク参照
https://www.wwdjapan.com/articles/1451776

二階堂さんは、第一線を走る女優であり、社会課題への言及と行動を常に行っていて、彼女とのコラボレーションは私たちの夢でもありました。
そんなコラボレーションを快諾していただき実施できたこと、本当に光栄でした。
商品開発の際には、何度も何度も打ち合わせを重ねて、
渾身の商品とビジュアルが出来上がりました。
プロの仕事とはこういうことなのか、、、と感嘆の声が出るほど、刺激的な撮影風景で、あれをブランド設立3年で見られたことは本当に奇跡的なことだと思います。

※その商品に込めた思いのたけを綴ったツイートは、3,000いいね、500RTという、私の小規模Twitterではありえない実績を残しました。

今回のコラボレーションは、
ただひたすらカポックの可能性を信じ、私が言い続けた、
「今、ファッションを楽しむことと、未来について考えることを両立する」
という言葉が、具現化された一つの大きな契機でした。

ちなみに余談ですが、ピッチの締めに上記の言葉を毎回繰り返していたのですが、今回のELLEさんの記事の中でも、大きな見出しとしてこの言葉が引用されていて、鳥肌が立ちました。

応援をしてくださった皆様へ

そんな様々な激動があったこの1年でしたが、
私たち、KAPOK KNOTは皆様の応援のおかげで、2022年も無事に年末を迎えることが出来ました。
本当にありがとうございました。

応援というのは、「購入してくださったこと」ももちろんなのですが、
それだけではありません。
周りの方にカポックノットを知らせてくださる方、誰かに言うわけでもないけど大事な日にカポックノットを着ていきたいと思ってくださる方、この文章を読んでくださっている皆様のことを、「応援してくださった皆様」とさせてください。
改めまして、本当にありがとうございました。
こんなにも多くの方に応援してくださる、
カポックノットというブランドは何て幸せなのだろう。
この文章を書いている今、改めてその気持ちをかみしめています。

代表としての苦悩と、楽しさ

私はブランドの代表として、また、経営者として、
この1年が最も苦しかった一方で、最も楽しい1年でした。

苦しかったのは、未完成な事業であるからこそ、夢と現実の狭間で揺れる瞬間でした。
「もっとお客さんのために、もっと生産者の方のために、もっと地球環境のために、もっと従業員の皆のために、もっと次世代のために。
Farm to Fashionで、全てのステークホルダーに配慮したモノづくりをする」
そう掲げた私の夢。それは並大抵のことではなく、まだまだ未完成です。ですが、その夢を達成するために、時には従業員がハードワークしたり、生産者の方に納期を縮めてもらったり、お客様が欲しい商品をお届けできなかったり、様々な方の力を借りながらの運営となりました。
もちろん、現段階で夢を実現できているわけではない。それは応援してくださる皆さん分かってくれている。
それでも、代表として、経営者として、掲げた夢と現実のギャップに、自分の未熟さに、悩み続けた1年でした。

そんな中で、楽しいと感じられたのは、やはりこれだけ多くの方に応援してもらえる機会に恵まれたことでした。
地方のアトツギである私が、本当にたった1人で始めたこのブランドが、多くの方に知ってもらえるようになった。
そんな中で、1つ具体的な話があります。
それは、インドネシアのカポック工場訪問から、二階堂ふみさんコラボレーションの発売開始までちょうど1200日という節目の日だったということ。
「1200日あれば、地方のアトツギが、コネも何もないところから、渋谷にお店を構え、二階堂ふみさんとのコラボレーションも実現できる」

2019年7月13日 インドネシアカポック工場初めての訪問

これは次世代に続く、サステナブルを志すブランドにとっても大きなニュースだと思います。
これからのブランドの当たり前を創って行く、
そんなブランドになれるよう、これからも皆様からの暖かく愛あるフィードバックをお待ちしております。

今後に向けて

今後、ブランドもメンバーもさらに成長し、さらに大きなインパクトを世の中に残せるよう、様々な新規事業を考えています。
1つは、カポックノット初の春夏ライン。皆さんが常々期待してくださっていた、「あの」商品をお披露目する予定です。是非、お楽しみに!

2022年、本当にありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えください。

KAPOK KNOT
深井喜翔

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