大動脈弁狭窄症の手術記録(4)入院

入院1日目

朝10時前に病院へ。
病室に行ってパジャマに着替え、病室の説明を受けたあと早速検査。頭部のCT。
病室に戻ったら足の付け根の動脈から採血するという。これがもう痛いの痛くないのっていや痛すぎるでしょ。出産の痛み?そんなん全身麻酔の帝王切開だから知らん!痛いものは痛いんじゃあああ!と、あまりに痛がるものだから部分麻酔をされました。…最初からそうしてくれ。

執刀する先生から手術の説明。これまでのCTなどの検査結果から大動脈弁の大きさを割り出して、置換する機械弁の大きさを決定。ただ体の大きさに対して若干弁が小さいため、これ以上体重を増やさないよう心掛けてほしいとのお達しが。また、大動脈が今までの負荷で少し太くなっているため、これ以上太くならないようラッピングをするとのこと。
手順としては、まず麻酔をし、心臓の動きを遅くする薬を注入。人工心肺をつなぎ心停止後、石灰化した大動脈弁を切除し、人工弁を埋め込む。全部で6時間程度の予定。

入院2日目(手術前日)

麻酔科の先生から説明。
以前帝王切開の手術をしたときに全身麻酔で、麻酔科の先生に結構リスクの話をされて怖くなってしまった覚えがあるため構えていたのだけど、ごくごく想定内の話をされて終わり。帝王切開のときは心肺停止の可能性がゼロではないとかそんな話をされたけど、考えてみれば今回は心臓の手術で、人工心肺に繋がれるし心臓も止めるんだから麻酔によるリスクも何もそれ以前の問題なのよね。

手術室に持ち込む荷物の準備。持ち込めるのは、手術後に着ける胸の保護バンド、箱ティッシュ、歯ブラシ、コップ、リップクリーム、靴、以上。他の荷物は一度持って帰ってもらう。浴衣なども用意していたのだけど、「心臓の手術をされる方は浴衣も汚れて何回も着替える可能性があるので、浴衣とタオルのレンタルをお願いしています」と。入院前説明でそんなこと言われなかったよ?と思いつつ、浴衣・パジャマ・タオルのレンタルを申し込み。知ってたら浴衣も買わなかったのに。ヤフーショッピングで700円くらいで、たまってたTポイントで買ったからいいんだけど。

18時に最後の夕食を食べ、食後に下剤を服用。てっきり浣腸だと思ってたら違うのね。眠れなさそうだったので、軽い眠剤を出してもらって寝ました。

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