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偶然出会って心をえぐられて夜中に大号泣した話

深夜2時頃。なんだか眠れなくて、夜中にSNSを徘徊して。
たまたま前から聴いていた Half time Oldの方のリツイートから。
「リアクション ザ ブッタ」の、「君へ」という曲。
バンド名だけは以前から知っていたが、曲を聴くタイミングがなくてようやく聴けたのがこの時だ。
私は、自分が知らないうちに心の奥に隠していた感情を抉り出すような、鋭くて、力強い曲と出会った。



ここに、私の心に留まった歌詞を書き記しておきたい。

私がいるから誰かが幸せになるわけでもない いなくなっても代わりがいるでしょ
自分が生まれた意味を自分自身に求めて
気づけばそれが重荷になっていたでしょ

この歌詞を聴いて、私は涙を止めることはできなかった。
私が常日頃感じていた、でもうまく言葉にできなかった感情がここにあったから。この言葉と出会い、やっと自分の居場所を見つけられたような気がしている。


私の存在価値などあるのだろうか。

この疑問は、いままでずっと私に付きまとってきたし、おそらくこの命が絶えるまで付きまとうものだろう。正解はどこにあるのかも、この世に存在しているのかもわからない。
誰かが幸せになるために、私である必要はない。私が幸せと思えなくても、周りの人が幸せだと思えればそれでいい。自己犠牲とかそんな綺麗なものではなくて、ただ私には生きていく理由が「周りの人の幸せ」だった。

でも、そんな理由なんて諸刃の剣で、風が吹けばどこかに飛んで行ってしまう。そして、私は何度でも生きる意味を失い、勝手に傷つき、人生につまずき、苦しんでいる。



心の奥をえぐられながらも、曲の終盤ではこんな歌詞に出会う。

君の答えになり続けるよ 僕のために生き続けてよ
見えない明日に 怯えてるのは僕もそう同じだから

私は、この言葉に出会って、やっと心の拠り所を見つけられたような気がした。
私を生かしてくれた貴方が、この言葉が、いつまでも生き続けるように。私は、貴方の紡ぐ言葉や音を抱きしめながら生きていきたい。一緒ならもう少し生きていけるし、生きていたいと思うのだ。

怯えながらでもいい。挫けながらでもいい。いつか私の存在価値を見つけられると、信じて生きてみたいと思えた。希望をくれた、偉大な曲に出会えた、ある満月の夜だった。




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