一生懸命死んでいこうね
こんなタイトルだけれども、私は至って真面目なのだ。
最近、自分の死をよく見つめることがある。
約半年前に、私はマイコプラズマ肺炎になった。
息ができなくて苦しくて、咳をしたくてたまらなかった。咳をしてもしても苦しくて、ついに息が吸えなくなった瞬間、「死ぬんじゃないかな」といつもは想像したくもないことが容易に想像できた。
反射的に布団から上半身を起こして、落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせながら必死に呼吸をした。
「あ、まだ生きてる」
って思いながら頬をなぞると、だいたい涙が通った道筋がある。
泣いていたんだな。苦しかったのかな。と、直前の自分を客観視できる自分が気持ち悪かった。
同時に、それほど死は身近にいるんだと感じた。
そんなことがあってから、死について私はやたら考えるようになった。
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