見出し画像

横移動桜前線2022(福島県)

こんばんは。
皆さんのお住まいの地域は、桜、咲きましたか?

私は福島県に住んでおりまして、
私の近所の桜はすでに葉桜と化していますが、
福島県は標高や、横に広〜い面積の関係で、
県内でもまだ桜が咲いていない地域もあるんです。

ざっくり言うと地図で見たときに右から左、
東の太平洋側から西の日本海側へ、
桜前線が移動します。

が、今年は東側のいわき市などを擁する「浜通り」側の気温が低かったため、
県の北端にある、福島市の開花の方が早い!という特殊な年となりました。

今年の開花日をまとめてみると、こんな感じです。

今年開花がいちばん早かったのは、
県の最南端であばれる君の出身地「矢祭町」です。
ここは茨城県にぶっ刺さったような場所なので、例年ですといわき市と同じくらいの時期に咲きます。
今年は海からの冷たい風が来なかった分、早い開花となったようですね。

その次に開花を宣言したのは、県の北端、福島市。
福島市より南側に位置する「郡山市」「白河市」が先に咲きそうですが、
福島市は盆地で標高が0から100mと低く、今年は20℃を超えるような日が続いたのでこの早さとなりました。

そんなこんなで県の右側(東側、中央部)は、
ほとんどの地域で4月10日ごろに満開。
そして4月14、15日にかけての荒天であっという間に散ってしまいました。

その後、10日ほど遅れて県の左側(西側)、会津地方に桜の見頃が移り、
現在は下郷町、南会津町田島地区などで見頃を迎えています。

4月22日現在でも、まだ咲いていない地域もあり、
同じ県内でもかなり開花時期が異なっていて、面白いですよね!

ではここからは、今年訪れた福島県の桜の名所をご紹介します!

1.三春滝桜(三春町)

県内でいちばん有名な桜です。
樹齢は推定1000年越えという、ものすごい歴史を持つ桜。

画角に収まりきらないくらいの枝の広がりと、
地面についてしまうほどの枝垂れっぷり。

滝に例えるのも納得。
頭上に花が降り注ぐような、圧倒的なその姿、
ぜひ一度生でご覧いただきたいです!

2.戸津辺の桜(矢祭町)

こちらは開花一番乗りの矢祭町の中でも、
いちばん最初に咲く桜。
「エドヒガンザクラ」という早咲きの桜です。

ソメイヨシノより花が小ぶりで、どこか上品さを感じる桜。
地元の方は昔から、農作業を始める目印として、
この大きな桜を大切にしてきたそうですよ。

秋にはこの木の周囲にヒガンバナがたくさん咲くそうです!
秋もまた訪れてみようと思います。


3.釈迦堂川の桜並木(須賀川市)

こちらは郡山市の隣、須賀川市に流れる釈迦堂川の桜です。
川の両岸、2kmにわたって続く見事な桜並木には、
これでもかというくらい、たくさんの鯉のぼりが飾られます。


河原の歩道はきれいに整備されており、とても歩きやすいですが、
実は2019年、台風19号により、大変な被害を受けた場所でもあります。
当時は川の水があふれ、左側に見える施設も床上浸水の被害を受けました。

私は当時ボランティアとして須賀川市に入った経験もあり、思い入れのある場所です。
災害を乗り越えて、このような景色を見せてくれることがとても有難いです。
個人的にもっと有名になっても良いんじゃないかな?
と思う桜並木です。


4.日中線の桜並木(喜多方市)

西側の会津地方、ラーメンで有名な喜多方市の桜並木です。
鉄道の廃線跡を遊歩道にし、約3km、1000本ほどの枝垂れ桜が並んでいます。

途中で道が狭くなり「桜のトンネル」を楽しめます。
この日は残念ながら薄曇りでしたが、
晴れた日は桜のピンク色がますます鮮やかになり、
ソメイヨシノとは違った華やかな雰囲気を楽しめます。


5.霞ヶ城公園の夜桜(二本松市)

福島県のお城といえば、会津鶴ヶ城が有名ですが、
福島市のお隣、二本松市にも霞ヶ城というお城があります。
このお城の周りに咲く桜、昼もきれいですが、夜もいいんです!
ぼんぼりに照らされた、ちょっと大人な雰囲気の桜を楽しめます。

お城周辺の雰囲気も相まって、時代劇の世界に入り込んだような気分になります。
夜桜鑑賞にもってこいの場所ですね♫


以上、今年の福島県の桜をご紹介しました!
ただし、これから見頃を迎える地域もあるので、
まだまだ巡るつもりですよ〜!
いい感じの写真が撮れたら、また紹介させてくださいね♫

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?