成功のための未来予報
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
めずらしく前書きのない神田本
神田昌典さんといえば、かなり気合の入った前書きを書く人。
私の中では、そういう認識があります。
まさに、1行目の役割は、2行目を読ませるためにある。
そんなルールに忠実に、考え抜かれた前書きがあ必ずあります。
監修だけでかかわっているものにも、ご自身の前書きを乗せるのが一般的なのでちょっと変わった立ち位置の本になるように思います。
本書の内容
高校生に向けた講演会
この本は、高校生向けに行った講演会を本にしたものです。
高校生向けですから、わかりやすい言葉で語られ、さらっと読める内容ですが、中身は結構濃厚。
第1の未来予報 お金がなくなる
第2の未来予報 会社がなくなる
第3の未来予報 病気がなくなる
第4の未来予報 国境がなくなる
第5の未来予報 学校がなくなる
第6の未来予報 貧困がなくなる
第7の未来予報 制約がなくなる
といった7つの未来予報をしています。
大人の一般常識からすると、ホントかよ?というものも含まれていると思います。
ただ、方向としてはそこに向かって動いている事は、なんとなく理解ができます。
既得権益とか、今我々がもっている常識とか、突破する壁はあるもののいつかはこうなるだろうという未来が描かれています。
そして、著者は、それは決して遠くない未来だといいます。
細かく見てみると・・・
第一の予報、お金が無くなる。
これはもうすでに始まってきていますね。仮想通貨はその入り口だと思います。
第二の予報、これもまた、感覚的にもしかしたら、なんていう兆しは見えてきます。
第三の予報。ここは難しいところですが、西洋医学から東洋的なところへシフトしたり、民間療法が見直されたり。
最近は、いろんな西洋的治療に疑問符がついているものも多く、なんとなくありそうな気もしてきます。
第四の予報、国境はどうでしょう。
これだけ情報と人の流通が盛んになってくると、国境という概念が崩壊する可能性はゼロではなさそうです。
貧困に関しては、無駄に浪費されているものがあるべき配分で分配されればOKとか。
で、制約。
今、もはやいろんな制約がなくなりつつあります。
冷静に考えると、突き破らなければならない厚い壁はあるのですが、ベルリンの壁が崩壊したのも唐突感を感じましたが、結局、そういった厚い壁も決壊が始まれば意外と早いかもしれないな、と思います。
未来を考える時に、読んでおきたい一冊。
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