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男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに
これは、あなたが男性脳か、女性脳かを判断する世界一シンプルな質問です。
目の前に右手を出してください。あなたは次のどちらですか?
A・薬指のほうが人差し指より長い
B・人差し指のほうが薬指より長い。もしくはほぼ同じ
さすがメンタリスト。
上手いですね。
人は自分のことに最も関心があるとききます。
その中でも、自分はどうなんだろう?という疑問を抱かせてしかも、簡単な方法で自分のことを知ることができる。
この後すぐに答えは書かれていますが、この一節が次の一行を読ませる機能は十分すぎるほど果たせるでしょうね。
本書の内容
脳の特性によるビジネススキル
本書は全体を通して、主にビジネスシーンにおいて、男性脳の持ち主、女性脳の持ち主にどうアプローチするかを解説した本です。
実際のところ、女性なら女性脳、男性なら男性脳、というほど単純な話ではないようです。
ですから、冒頭のような方法で、相手の脳の特性をまずは把握する。
あの指の長さというのも、実際の統計に基づくものなので、そこそこの信ぴょう性はあるようです。
とはいえ、確実とは言えないので、あくまでアタリをつけるということじゃないかと思います。
身体的な特徴で相手を判断するのは冒頭のみで、あとはもう少し深い話になります。
サブタイトルにあるように、データを重視する男性脳、
イメージを大事にする女性脳という特徴があるようです。
で、ビジネスシーンにおけるプレゼンでは、その双方の人が入り混じっていることがあります。
そういったときのプレゼン資料のつくり方だったり、説明相手は男性脳だけど、決裁権を持つ人は女性脳といった(もちろんその逆もあり)場合の対処法など、様々なシーンでの男女脳戦略が説明されています。
個人的な感想としては・・・
正直なところ、一人の人がいて、このヒトが常に男性脳とか、女性脳か、といえば、実はシーン別で変わることがあるんじゃないかと思っています。
もちろん、優位になりがちな性別はあるとは思うのですが。
たとえば、プライベートでは女性脳だけど、仕事のシーンでは男性脳に切り替えるとか。
完全ではなくても、男性脳的視点で物事を決めようと努力しているとか。
とはいえ、入り口としては男女脳戦略というのは、使えない話ではないと思います。
たとえばNLPなどでは、視覚、聴覚、体感覚などに訴える資料作りを推奨するように、男女脳に対応できる資料作り、プレゼン手法というのはアリかもしれません。
まずは読んでみて、実地でその成果を体感してみるのが早いかもしれませんね。
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