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博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに
「君の文章、長いうえに、よくわからないなぁ」
わざとパサッと音をたて、机にレポートを置く上司。その音が、心に刺さります。
「要するに、言いたいことは何なんだ」
と問われて、口頭で説明する。けど、これがまた長い。説明しているうちに自分でも何を言っているのかわからなくなる。
腕を組んでいた上司が、「要点だけでいいから、明日までに書き直してこい」と、会議室を出ていきました。
「要点だけ……」言われて読み返してみると、私の文章には「これだけはわかってほしい!」という部分がない。モヤっといいたいことはある。しかし、どの一文も自信がなくて、最後に(笑)と書いてごまかしたくなるものばかり。
さすがに、広告代理店でスピーチライターをやってるだけあって、計算された始まり方ですね。
ありそうな経験話(しかも困りごとの)をなぞったうえで、この本はそれを解決するというながれが後に続く。
困っている人は、ついつい手に取ってしまいそうです。
本書の内容
文を書くトレーニング本
世の中には、「文章の書き方」的本はたくさんあります。
多くの場合、テクニック本で、具体的にここをこうすればいい、的なものが多いように感じます。
しかしこの本は少し趣が違います。
ところで、文章を書くというのは、私は8割がたパソコンの前に向かう時点で終わっていると思っています。
要は、頭の中にある程度構成が出来上がっているということです。
つまり、表現のうまい下手というより、何を伝え、どう表現するかをある程度事前にまとめておかなければならない。
本書では、その過程についてをトレーニングするための指南である。
私にはそんな風に感じられました。
要約力
とくに、第一章の『文章力は「要約力」で決まる! 』という部分はとても大事だと思います。
文章を書く、書かないにかかわらず、常に頭の中に「要約」をシミュレーションする。
これは、文章を書くだけではなく、話し言葉にも効果は表れると思います。
スピーチライター、コピーライター、日頃企画書などを書く人だけではなく、セールスパースンや管理職の人にとっても役に立つのではないでしょうか。
たいてい、文章が伝わらない人は、話も伝わらないことが多いので・・・。
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