未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに
ということで、いきなり「トンデモ本」なんてことを言いきっております。
科学として100%正しくないとか、随分卑下しております。
ただ、本当に怪しげな話を積み重ねているかというとそんなことはなく、基本的にはそれなりに学術的な仮説などがベースになっていることは申し添えておきたいと思います。
本書の内容
決定論
本書の内容としては、タイトルにある通り決定論について書かれた本です。
決定論って何ぞや、って話です。
これは、たとえば、物理の世界で言うなら、ビリヤードの球を付けば、どの球がどう跳ね返って、どう動くというのは計算式で予測できます。法則通り動くということです。それと同じで、人の営みも、世界の動きも、すべてが特定の法則で動くという前提で見ていくと、未来はすべて決まっている、といえるという考え方になります。
また、人の研究においても、私たちが「決めた」と思うより前に、すでに身体は動いている、という実験結果があります。私たちは自分で物事を決めているように見えて、実は、すべて反射的に体が動いている、というのです。
つまり、これまた、どんな刺激があればどう動くということが決まっていて、未来は決まっているんだ、ということにつながってきます。
広範なジャンルからの考察
こういった結論に至る道筋は色々あります。ただ、本書では心理学的アプローチのみならず、哲学的アプローチや、アニメやオタク文化的なところからもいろんなものを引っ張り出してきて、検証していこうとします。
そういう意味では、100%科学的というところからは逸脱してるわけです。ある意味私的な趣味の本とも言えなくもありません。そんな著者の趣味につきあいたい人が、本書にはまるんだろうな、と思います。
そして私も結構ハマったくちではあるのですが。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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