数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
仕事で「数字」は正しく扱われていない!?
数学女子、智香が数字について教えてくれるこのシリーズ。
始まりはこんな一説から。
本書を読むと、目からうろこです。
そもそも、「ビジネス数学指導の専門家」っていう位置づけ時代が、なかなかマーケティング魂を持った方だなぁ、と感心させられます。
そんな方の各本書は、いきなりぶちかまします(笑)
ビジネスの会話において、根拠を示せ。
その根拠となる数字の使い方を、みんな知らなすぎるぞ、と。
そのとおりで、中を読み進めていくと、あまりにお粗末な数字の使い方に、恥ずかしくなってくるぐらいです。
本書の内容
あやまった数字の使い方
実際のところ、仕事の現場では、数字が出てこない事の方がまれでしょう。
営業、マーケティング、経理など。
なにかしら、数字を扱うことになります。
とくに、会社の目標値は数値化されている事が多いわけで、必ずと言って数字を扱うわけです。
しかし、その数字がどれだけ、未来の会社のためになっているかというとはなはだ疑わしい。
たとえば、営業においては、「結果」としての数字を追い求める。
マーケティングにおいては、ぼんやりした平均値で満足する。
すると、どうしても間違いが出てくるわけです。
経験談から考えると・・・
自分の経験談でも、いくつもの例が出てきます。
たとえば、報道発表される、「個人の貯蓄額」。
これ、平均値を見て、
「あぁ、家にはこんなに貯蓄ないな・・・」
と肩を落とす人、けっこういるのではないでしょうか。
しかし、平均というのはある意味マジック。
一部の大富豪が押し上げている可能性があるわけです。
また、データの根拠を見てみると、驚愕の事実がわかることもあります。
まぁ、なんにしても、数字を使えているようで、使えていない。
今の経営の多くは、そんな状態なのだと思います。
本書を読むと、なるほど~とか、今までの過ちを恥じる思いやら、
まさに目からウロコ。
こういった形で、正しく数字を扱うと、業績もアップしやすいんだろうなぁ、
という感想を持った一冊。
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