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奇想天外な目と光のはなし

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

まえがき

動物学者でもない私が、なぜ動物たちが見ている視覚世界や目の仕組みについての本を書いたか、疑問に思うことでしょう。私は大学の電気工学科で、光の見え方や感じ方を扱う「視覚心理学」の研究を行う一研究者です。
大学卒業後は、東京の三鷹にある国立研究所で航空灯火について研究をしていました。航空灯火とは、滑走路に設置されている灯火のこと。飛行機に乗ると滑走路で点灯している光を見たことがありますよね、あれです。

奇想天外な目と光のはなし(入倉隆 )

本書のプロフィールというか、ご自身との執筆内容を説明する始まりですね。
内容はかなりマニアックな生物学的な知見がてんこ盛りですが、ご専門は航空灯火だとか。
視認性を高めるうえで、様々な眼という見る期間を研究されてきた成果なのでしょうね。

本書の内容

「見る」という事

私たちにとって、「見る」という動作は少し他の感覚とは違ったもののように感じられるのではないでしょうか。
聞くとか、におうとか、そういった物とは違って具体的というか…。
ただ、本書を読むと、見るという事もただの感覚の一つということが分かります。
必要のない動物は、目という器官が発達することなく、ほとんど見えない状態だったり、
人間と比べるとかなり偏りがあったり。

私たちが見ている映像というのは、光です。
多くの場合、何かにあたって反射している光。
その光を受け止め、電気信号に変え、脳に送り込む。
それを脳が再構築するというカラクリがあるわけですが、あたかもそれが現実世界化のように私たちは認識します。

しかし、違った構造を持つ動物や昆虫にとっては見える世界は違う。
そうやって考えていくと、この目の前にある世界っていったい何だろう?と思ってしまいます。
科学的読み物が、スピリチュアルな世界につながっているようにさえ感じてしまうから面白いです。

見る、ということにまつわる奇想天外な話

本書は、「見る」「光」というくくりで紹介される、「へー!」と驚くような話がたくさん紹介されています。
内容は小さく区切られていて、ひとつのテーマで数ページ。
フォントは小さめですが、内容は読みやすいものです。
お子さんと一緒に読んでもいいかもしれませんね。

ちなみに、イマドキのテレビの発色は人の視覚の限界を超えてるとか。
もしかしたら、無駄なハイスペックなのかもしれませんね。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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