「顔」の進化 あなたの顔はどこからきたのか
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに
そもそも本書のテーマ「顔」というのが案外今まで取り上げられることのなかったテーマではないかと思います。私は書店でこの本のちょっとインパクトの強い表紙を見て、それを何回か繰り返すうちに無性に読まずにはおれない気分になり、いてもたってもいられなくなって購入しました。そのときにはまえがきは特に読まなかったのですが、顔がどのようにして出来上がったのかというのは誰もが関心のある問題ではないでしょうか。
本書の内容
犬の鼻はなぜ先端にあるのか?
なるほど、と思ったのが犬の鼻の話。言われるまで気づかなかったのですが、犬の鼻というのはすべての身体のパーツに対して、進行方向に対して一番前についています。つまり、とにかく前に進むに際して、自分の前方空間に一番初めに入っていくのが鼻。もちろん犬種によって、鼻先まで長いものとそうでないものがありますが、これはどういう意味があるのでしょうか。本書においては、犬にとって外界を知覚するのに嗅覚というのがとても重要だからと言います。だから未知の空間に一番初めに入っていくのが鼻だというのです。なるほど…。
また、進行方向に向かって一番前に口がある生き物はけっこう多いと思います。魚や、多くの昆虫もそうだと思いますが、これはやはり食べ物を食べるというとても重要な役割を担う機関であるからと言えるかもしれません。
本書はそういった生物学的、あるいは進化論的、時には心理学的に顔についての研究成果をとても分かりやすい形で教えてくれるのが本書。
人間の顔の特異さ
本書を読み進めていくと、人間の顔がかなり他の生物と違うことに気付きます。
たとえば、顔は平面で、鼻も口も、眼も、同じ面についています。
眼は少し重要度が違うのか、脳と直結しているようです。
また他の動物と決定的に違うのは、白目が大きいこと。
これは、そうである進化論的意味があるっ用なのですが、果たしてなぜなのでしょうか。
ということで、本書は様々な動物、そして人間の、顔に関する様々なジャンルからの研究を教えてくれる、知的好奇心を刺激する一冊です。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
ちなみに私はこんな本書いてる人です。
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