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ムゲンのi(下)

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

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親指を動かすたびに流れていくスマートフォンの画面を凝視しつつ、私はスプーンで掬ったカレーライスを口に運ぶ。
「何を見ているんだい?」
テーブルを挟んで向かいの席に座る父さんが不思議そうに尋ねてくる。
「あっ、ごめん。行儀悪かったよね」私はあわててスマートフィンをわきに置いた。

無限のi(下)(知念実希人)

下巻ですから、上巻を読んでいない人にはこんな出だしを出されても何が何だか、という感じですね。一応儀式にのっとって冒頭のシーンを取り上げましたが、このシーン、後々結構大事なワンカットになるので注意深く読んでおいたほうがいいかも!?

本書の内容

後半、話は大きく展開する

本書は上下巻ある本の下巻です。上巻では、女医である主人公がイレスという昏睡状態に陥った患者を3人も担当することになります。ふとしたきっかけで彼らをよみがえらせる「儀式」をするわけです。彼らはそれぞれに思いドラマを持っており、そのドラマの影響でどうやら自分の意思を封印したという貸されたというか、そんな状況に見えます。

↓上巻に関する内容はこちらに書きました。

自分が担当する三人の患者をよみがえらせる中で知った事実。そこから最後の一人、自分の担当していない患者のことに行きつきます。その患者はとても重要な人物であることは確からしいけど、その実態は誰だかわかりません。そんな中主人公がどうふるまうのか。次々に明かされる真実は、かなり驚くべき内容となります。

これ以上お話しすると読んだ時の楽しみがなくなるので、この程度にしておきますが、なんのこっちゃって感じですね。ごめんなさい。小説の章か言って難しい(;^_^A

読後の感想としては、えーー、そんな風に展開するんだ!と結構驚きました。私は割と素直に物語を読むタイプなので、伏線に気づかないのですが、年季の入ったミステリーファンだと、とちゅうであれ?と気づくシーンがいくつもあるかもしれません。それでも結構楽しめる内容なんじゃないかと思います。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。


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ちなみに私はこんな本書いてる人です。


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