1.モチベーションはどこからやってくるのか?
会社経営において、社員のモチベーションを上げたい、というニーズは高い。
とはいえ、モチベーションと言っても求める状態は様々なものがあるのではないだろうか?
たとえば、会社の営業チームがやれと言われたことを、ひとこと言えばやる状態。とにかく上司が言ったことを、忘れず、むらなく、漏れなくやる。
次によくある要望は、活気に満ちあふれて、エイ、エイ、オー!ってかんじで盛り上がる状態。
そのほかには、会議や社内のさまざまなシーンで常に状況を改善する意見が出てくる。
これらはすべて、同質のモチベーションとかヤル気とか言われるものに支配されている、と考える人は多い。しかし、その源泉はけっこう違うものだったりする。
さて、モチベーションに関して少し学んだことのある人ならご存知だと思うのが、外発的動機付けと、内発的動機付けというものがある。モチベーションの源泉は、大きくこの二つに分けられるわけだ。
外発的動機づけというのがどういうものかというと、外からの刺激でやる気を出す、というパターン。これができればご褒美があるとか、逆にこれをやらなきゃ叱られるとかいうやつ。
内発的動機付けというのは、シンプルに言えば好きだからやりたいって感じのやつ。
実は多くの組織(特に企業)では、外発的動機付けというやつが主に使われている。なぜなら、ヤル気の行き先を企業がコントロールしたいから。売上上げたら褒めてつかわそう。売り上げが上がらないなら、降格になるかもしれないぞ?的なものである。
こういった報酬や、地位をアメとムチとして使う会社が多いのだけど、実際はこれがますますヤル気を減退させてしまう。多くの企業は、社員をやる気のない集団に変えていく方法をとったうえで、社員にやる気を出せと言ってるわけです。
そこについての詳しい話は次回にでも。
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