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金運・仕事運・商売運なら「住吉の神さま」にまかせなさい

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

しびれる言葉

本書の前書きは、以下のような感じ。
その内容自体は、安易な神頼みに対する警鐘というか、そんなところの話でスタートです。
まあ、その内容はともかくとして、私がしびれたのはそこの小見出し。
「あなたという樹木が成長していく旅に出よう」
この言葉、なんとなく惹かれるのは私だけでしょうか。

実際に、大阪の住吉大社には、それを敷地内に展開する壮大な物語があるのですが、その予感を感じさせる見出しです。

あなたという樹木が成長していく旅に出よう

仕事、商売、お金儲け、希望、願いをかなえる力ーーーー。これらを「成功」につなげるためには、精神的に安定した豊潤な世界を心の中に持っている事が必要です。しかし中には、「拝み屋さんにご祈祷をお願いしたので倒産は免れると思います!」「夢に蛇が出てきたから、お金持ちになれますね!」といった妄想や幻想の世界を拠りどころにして、どんどん現実から離脱していく人もたくさんいらっしゃいます。確かにそういうこともあるかもしれません。しかし、そうではない「素地」の必要性をわかっていただくために、私は講座やセミナーで時々、生徒さんにA4サイズくらいの白い紙を渡して、「ここに、一本の木を自由に描いてみてください」という課題を出すことがあります。

金運・仕事運・商売運なら「住吉の神さま」にまかせなさい(清水義久)

本書の内容

知られざるマジカルミステリーツアー

本書は、住吉大社の秘密(?)に迫る内容。
私は生まれも育ちも大阪なのですが、住吉大社と言えば「いつも混んでる」という印象しかありません(苦笑)
余りに人気がありすぎて、立ち寄るのを敬遠するくらいです。
実際に、お正月に言ったりするともう大変なわけです。
そこに霊験あらたかなご利益があるのか?と言われても少しぴんと来ない。
やっぱり、パワースポットってちょっと厳かなほうがいい、と考えている私は人が多い時点で「こんなところに神様なんていないだろう」と思ってしまうのです。

しかし、本書には、住吉大社の参拝の方法と、その意味が紙面の1/3近くを使って解説されています。
これがなかなか面白い。
これをもって、住吉大社をお参りすると、たぶん100倍くらいは面白いのです。

台風接近中の雨の早朝

この本を読んでいてもたってもいられなかった私は、ある朝住吉大社に向かいました。
その日は大阪にも夕方には台風が上陸するという日。
しかも、朝6時。
5時台に自宅を出て、6時ちょっと過ぎにこの本を携えて、住吉大社の前に立ったわけです。

詳しくは、本を読んでいただくとして、有名な太鼓橋は浦島太郎伝説を形にしたもの。
三つある境内の入り口のそれぞれの意味。
五大力とか、いつの間にか敷地の外に出てしまう場所、伊勢神宮と繋がるという不思議な神社。
一寸法師はいるし、おもかる石なんていうパワーストーンはあるし。

けっこうな雨の中、1時間以上も滞在していたというワンダーランド(笑)
この本を読まずに行っても、これほどは楽しめなかったと思います。
もし、住吉大社に行かれるとすれば、この本をぜひご一読いただくと楽しい旅になるはずです。
なにしろ、それは俗っぽい人間が神になる仕掛けなのですから。

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