夏の終わり方
少し前に「打ち上げ花火を横から見るか」とかそんなタイトルの映画あったなぁと思っていて。
なんでこんなに花火見たいって思うのかなぁと不思議に思ったのだけど、割とこれは無い物ねだりなのでは?と思った梅雨明け前。
子供の頃は、実家のマンションから地元の花火を見ようとすると絶妙に神社の木が邪魔で見えなくて、学生の頃は「花火大会に行くのに浴衣がない…というか一人で行けない…」って根暗全開で、いざ大人になると「そんな若者たくさんいるとこ怖くて行けない…」って違う理由で行けなくなって(笑)
大人になってから見たのいつかなぁって振り返ったら、いつもフェスの最後の花火だった。
フェスの時は謎のアドレナリン出るのもあって、朝から温泉入って日中フラフラして夜まで踊って…って体力の限界と遊びたい気持ちの狭間にいるから、最後の花火を見ると「まだ終わらないで」って気持ちと「後は寝るだけ」って気持ちのどっちを噛みしめようか、すごく不思議な感じになる。
エモいって言い方が簡単な気もするのだけど、そこにいるのになんだか所在のない感じがある、あの瞬間。夏が終わったなぁって思うのに、まだまだ会場は熱気があって、足元は大体雨とかビールでぐちゃぐちゃで、やっぱ夏じゃんって思う、あの感じ。
今年はフェスもないし、花火を見れる機会もないから、どうやって夏の終わりを感じたら良いのかなぁってふと思う。
まぁその前に梅雨明けしてなくて夏感はあんまりないのだけど、線香花火もまだ部屋で待機してるし(笑)、どっかで最後の花火をちゃんと見たいなぁ。
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