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スープジャーでつくる「置き弁スープ」 5品:第4週

留守番をする人のためのお弁当、それが「置き弁」。Twitterで毎日紹介している、置き弁用のスープ弁当のレシピです。月曜から金曜まで、1週間分まとめています。

月曜:焼きキャベツと新たまねぎ、ハムのスープ

今、無料公開もしている『スープ・レッスン』の人気スープ「焦がしキャベツのスープ」を、スープジャーで作ってみよう、と思いました。さすがに串切りにしたままのキャベツは入らないので、中心を少しとって、半分にザクッと切りました。しっかり焦げ目をつけるのがコツです。たまねぎもとろとろ、キャベツもやわらかくおいしく煮えました。

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▼材料(380mL)
キャベツ 100g弱、たまねぎ小1/4、ハム30g、塩小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1
▼作り方
1 串切りにしたキャベツを半分に切り、つまようじで葉を止める。たまねぎはざく切りにする。
2 フライパンにオリーブオイルをひき、キャベツの切り口をこんがり焼く。
3 鍋に焼いたキャベツ、たまねぎ、ハム、水250mL、塩小さじ1/3を入れ、ふたをして煮立て、ジャーに移す。

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火曜:まるごとかぶのスープ

かぶをコロンと丸ごと入れても、スープジャーでちゃんと煮えます。ベーコンの風味がかぶにしみ込んでおいしい。緑の葉はケールですが、ついていれば、かぶの葉がいいと思います。皮はむいて、ジャーはしっかりあたためておくこと。

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▼材料(300mL)
かぶ 中1個、たまねぎ1/4個、ベーコン30g、ケール(かぶの葉があれば株の葉がよい)少々、塩小さじ1/3
▼作り方
1 鍋に、皮をむいたかぶ、ベーコン(大きめに切る)、たまねぎざく切り、ケール少々を入れて、水200mLと塩小さじ1/3を入れる。
2 ふたをして5分、途中で1回ひっくり返して煮立て、ジャーに入れる。食べるときにこしょうをふる。

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水曜:えのきとおあげの麦茶スープ

麦茶?!とびっくりされるかもしれませんが、麦茶ってお茶ではなく、焦がして風味づけした麦なんです。うまみも出ますし、香ばしさも色もつくので、実はスープのだしがわりになります。だまされたと思って!

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▼材料(300ml)
えのき 1/2束、油揚げ1/2枚、麦茶250mL 塩小さじ1/3、醤油少々
▼作り方
1 えのきと油揚げは細かく切る(ハサミを使っても良い)
2 鍋にえのき、油揚げ、麦茶、塩を入れて煮立てる。
3 味を見て醤油で味をととのえる。

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木曜:きのこのあんかけスープやきそば

中華麺やパスタなど、小麦粉の麺は最初からジャーに入れるよりは、別に持って行き、あたたかいスープをかけて食べるというのもいいものです。今回はやきそば。カリッと焦げ目をつけて焼いた中華麺に、あんかけ風のスープをたっぷりかけました。

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▼材料(300mL)
お好みきのこ60g(今回はしめじとえのき)、ねぎ5㎝、ニラ20g、やきそば(蒸し麺)1袋、ごま油大さじ1、片栗粉小さじ2、めんつゆ約大さじ1(3倍濃縮)
▼作り方
1 きのこはいしづきをとり食べやすく切ったりさいたりする。ねぎは斜め薄切り、ニラはざく切りにする。
2 やきそばは袋ごとレンジに1分ほどかけてほぐれやすくし、袋から出して4つに分け、フライパンにごま油をひいて動かさないように両面焦げ目がつくまで焼く。
3 きのこ、ねぎ、水200mLを鍋に入れて煮立て、めんつゆで好みの濃さに味をつけ、片栗粉を同量の水で溶いてとろみをつける。ニラを加え、ジャーに入れる。食べるとき、別の器に盛り付けたやきそばにスープをかける。

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金曜:芋粥

週末は肩の力を抜いて、芋粥を。ジャーに生のお米をいれて、熱湯を注げばそれだけでちゃんとお粥になるんです。サツマイモでボリュームアップ。塩味のまま食べてもいいのですが、黒砂糖やはちみつなどかけて、ちょっと甘くして食べてもおいしいですよ。

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▼材料(300mL)
サツマイモ70g、米大さじ2、塩少々、(あれば)黒糖少々
▼作り方
1 米はサッと洗ってジャーに入れておく。サツマイモは皮つきのまま1cmの角切りにして、ジャーに入れる。
2 熱湯をジャーに入れ30秒ほど待ち、ふたを使って湯切りをする(この作業でジャーと素材があたたまります)。
3 再度、熱湯をジャーの口まで入れて塩ひとつまみを加え、ふたをする。食べるときに黒砂糖を削ったものを加える。

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 味は薄めにつけておいて、食べるときに塩気のあるものと一緒に食べたり、黒糖、はちみつ、白砂糖など甘いものをかけてもおいしいです。

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さて、4週間にわたってお届けしてきました「置き弁スープ」。学校が3月に休校になったことを受けて、おうちで留守番する子どもたちにスープのお弁当を置いて出かけませんか、あるいは家で過ごすときの簡単なランチとしてスープジャーはどうですかというご提案をしてきました。
収束までにはもう少し時間がかかりそうです。置き弁スープはここで一旦区切りをつけ、私も今の状況に合わせた次のご提案をしていきますね。

こういうときは、マイナスの情報に耳をそばだてるのではなく、いま自分のできることを淡々とやることが一番大事なのではないかと思います。特に外食がなかなかしづらくなっている今、家で料理をする機会は増えているはず。料理をして家族で食卓を囲む時間が増えることは、決して悪いことではありません。

スープは、作る人にも負担なく、栄養も豊富にとれ、何よりおいしく温かく、家族みんなの健康を地道ながらしっかりと支えてくれます。ぜひ暮らしの中に取り入れてみてください。




読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。