見出し画像

カルディに小旅行する

私は料理の仕事をしているわりには、それほど食のトレンドに強いわけではないんです。いつも食べている食材や調味料でもある程度バリエーションが作れてしまうし夫もそれほど新しい食べ物を好みません。そんな私でも、カルディにはちょこちょこ出かけます。

あの狭い通路を歩きながら、へー、こんな調味料があるんだとか、これからどんな食べ物が流行るんだろうな、なんてことを情報収集していきます。私のスマホに「フルーツ×料理」なんてメモがあって、これは先日カルディに行って書き留めたものでした。
情報誌やウェブだったら気になる食材があってもそれから自分で調達しなきゃいけませんが、カルディはそのまま買って食べて味を確認できるのだから最高です。

こんなもの買った!これおいしかった!というのが、親しい人とのコミュニケーションになるのがまた楽しい。「カルディのレモンパスタソースがおいしかったよ」「へー、買ってみよう」となって、買って食べたらまた「教えてもらったあれ、おいしかった!」となります。妹たちの分も余分に買って送ったり。
SNSでもカルディの話題は人気です。私は秋になると出るシードルとりんごのお菓子の入った限定のりんごバッグを楽しみにしているのですが、発売情報や、うっかり買い損ねたときの売れ残り情報をTwitterで教えてもらいました。

人は新しい味に向かうときってすごく慎重になるし、躊躇するものです。でも、カルディには何かにかけるだけ、味をつけて焼くだけ煮るだけみたいな「トッピング・ソース類」や「合わせ調味料」がとても多いし、ちょっとふざけた名前や、ゆるいデザインのパッケージの商品も多く、新しい味との出会いのハードルをぐっと低くしてくれています。
だから買い物に保守的な私でもここにいると冒険心がうつって、ちょっと試してみようかな…と思えるのでしょう。

常備しているトマト缶がなくなって、カルディに立ち寄ります。ここで目的のものだけで買い物を終えるのは難しい。今日は韓国のパンケーキみたいなおやつ、ホットクの素を買ってしまいました。スーパーでは円単位で値段を見ているのにカルディではそういう感覚がふっとぶところ、なんだか旅先で入るお土産屋さんみたいです。

新しい世界を見て歩いて、家族にお土産を持ち帰る。カルディに出かけるのはきっと、私たちにとって小さな旅行みたいなものなんでしょうね。

【カルディのパスタソースで作るチキンと豆苗のレモンパスタ】
材料(1人分):鶏むね肉100g、豆苗1/3束、オリーブオイル大さじ1、片栗粉少々、スパゲッティ100g、カルディの塩レモンパスタソース1袋

1鶏むね肉はそぎ切りにして片栗粉を薄くまぶし、フライパンにオリーブオイルを熱して両面焼く。半分の長さに切った豆苗も加えてサッと炒める。
2塩(分量外)を加えた湯でスパゲッティを表示時間通りゆで、湯を切る。
3鶏むね肉を焼いたフライパンにパスタソース、ゆでたスパゲッティを加えて全体を混ぜる。

読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。