鍋レポート①サーモス・シャトルシェフでスープ初挑戦
「シャトルシェフ」という保温鍋があります。スープジャーはじめ、魔法びんで有名なサーモスの製品です。このシャトルシェフを購入しました。
サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 4.3L 【4~6人用】
トマト KBF-4501 TOM
トマトというカラーをチョイス。なかなかスタイリッシュなデザインです。
気になる価格ですが、Amazonで7,790円で購入(公式オンラインショップでは8,620円)。ただしこれは型落ちのモデルで、すでに生産も終了しています。最新のモデルは、中がテフロン加工になっていて手入れがしやすく進化しています。
サイズについては、事前にネットなどで調べて保温効果のより高い、大きめサイズにしました。
そもそも保温鍋とは?
保温調理鍋(保温鍋)とは、保温力の高い構造で鍋の熱をキープし、火からおろした状態で素材の加熱を続けることができる鍋。材料を仕込んで煮立てるところまでやって保温容器にセットすれば、あとは放置したままで自然に煮えるのです。煮物やスープ、シチューだけでなく炊飯もできます。そしてもちろん省エネ。
写真のように二重になっています。右の内鍋を火にかけてあたため、左の保温容器にセットすると、熱が逃げずに自然にコトコト煮込んだような状態に。
鍋の底は別素材のステンレス鋼で、かなりしっかり厚底です。ガスだけでなく、IHでも使えるとのこと。
まずは使い方を覚えようと、簡単な煮込みスープを作ってみました!
鶏肉とキャベツ、トマトのスープ
材料(3~4人分)
鶏もも肉 300g
たまねぎ1個
キャベツ 小1/2個 大きなものなら1/4個でも
にんにく 1かけ
トマト水煮 1パック 缶詰でも
塩 小さじ1~1.5
胡椒 少々
オリーブオイル大さじ2
作り方はとても簡単。まず鍋に材料を入れていきます。
鶏肉は唐揚げ用に切ってあるものを使ったので切る必要なし。たまねぎは縦半割にしてから、横に1cm幅ぐらいで切ります。キャベツはざく切りか、手でちぎって。写真にありませんがにんにくはつぶしています。
鶏肉には、軽く塩と胡椒をまぶしました。
キャベツもどっさり。
トマトのパックを上からかけて
ここに、水500mLと、オリーブオイルを加えます。水の量は野菜からも水が出るのでそれを計算して。これを、火にかけます。
沸騰してから、約7~8分かな。素材に完全に熱を伝えます。ここが一番のポイントかもしれません。
鍋のふたをあけてみます。まだ美味しく煮えているというわけではありませんが、素材は十分に熱い状態。ここで塩を加えて味をつけます。
保温調理はこのあと火からおろしてしまいます。煮詰まるということがないので、味が濃くなることもありません。ここで味を決めてしまいます。
仕込み終了。
ふたをして保温容器にセットし
保温容器のふたをすれば完了。あとは、30分ほど待つだけです。
待っている間はテレビを観ていてもお風呂に入っても、あるいは出かけてしまってもかまいません。保温調理の時間は、角煮であれば1時間ぐらい、チャーシューなど塊肉であればもう少し、と素材によって違います。これは普通の調理と同じですね。
さて、のんびりしているうちに、できあがりました。
鶏肉とキャベツ、トマトのスープです。
鶏肉はもちろん、キャベツも柔らかく煮えています。たまねぎはとろとろ。具沢山で、メインになるボリューム感です。味もしっかりなじんでいました。
鍋の中で対流が起こらないという保温調理の特性から、野菜がぶつかって煮崩れるということがありません。また、先ほども説明したように、煮詰まらないため、鍋で煮た時のようなとろっとした感じではなく、どちらかといえばさらりとしたスープになります。
具材の大きさが違いますが、こちらは鶏とキャベツ、トマトをそのまま鍋で煮たもの。ここまで汁が煮詰まりキャベツがクタクタになるのには、沸騰後10分では難しいです。
目を放しても大丈夫、という気楽さ
数限りなくスープを作ってきましたが、今回このシャトルシェフを使ってみて「鍋から完全に目を離してよい」ことがこれほど楽だということに初めて気がつきました。よく「シチューやスープは火にかけてほったらかしでできる」などと言いますが、実際にほんとうに放置しているわけではないんですよね。でも保温調理なら外に出かけるのも、眠ってしまうのもあり。この開放感はいつも料理をしている人でないとわからないかもしれません。
会社勤めの方も帰宅後すぐあわただしく炒め物などを作って汗かきながらバタバタ食べるより、まずこの鍋でおかずを仕込んでごはんを炊飯器にセットしてしまってからちょっと一息ついて、それから温かい煮込み料理を楽しむのも考え方かなと思います。保温機能がついているので家族の帰宅時間がズレる場合も便利そう。
と、いうことで簡単ですがシャトルシェフレポートを終わります。また、新しいメニュー作ったら追加していきますね。
読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。