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シンプルかきたま汁

オンラインイベント「料理家たちのふだんのごはん」、ご視聴くださった方々、ありがとうございました!さて、昨晩ご紹介した私のレシピです。

昨晩は、3人がそれぞれちょっと具を足すというお題を出していたので、わかめをプラスしましたが、ここで出すのは、卵以外は何も入れないシンプルなかきたま汁です。だしとたまご、それだけで十分においしいものです。

▼材料(2人分)
たまご 1個 
だし 400mL ※だしパックや顆粒だしでもOK
塩 小さじ1/2 
しょうゆ 少々 
片栗粉 小さじ1

▼作り方

だしをあたため、塩を加える。たまごを溶いておく。

醤油少々で味をととのえ、小さじ2の水で溶いた片栗粉を混ぜながら加え、だしに軽いとろみをつける。

少しずつ卵を入れ、ふんわり浮かんで来たら火を止める。

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だしが味の決め手

「だし」は、お好きなものを。私は昆布かつおだし、樋口さんはまぐろ節を使われていましたね。山口さんは、昆布の水だし+顆粒の鶏がらスープ。
昆布やかつおぶしがない人は、だしパックでもよし、顆粒だしでもよし。鶏ガラスープやコンソメキューブなら中華風、洋風になります。
シンプルなだけに、だしの味≒かきたま汁の味。昆布やかつおぶしなどでしっかりだしをとると、とてもおいしいお吸い物になります。

たまごを入れる前に、味をつけましょう。顆粒だしやだしパックの場合は塩が入っていることがあるので塩味を加減します。家で食べるお吸い物は、ほかにおかずがあるという前提なので、最後まで気持ちよく飲み切れるよう、薄めがいいと思います。

具材をプラスしてバリエーション

昨日は具材は、たけのこや直入れするような野菜のときは、味付けの前に入れます。また、海藻や三つ葉などの香味野菜は、最後に入れ、香りや色を生かします。

私は昨日はわかめをいれました。今の時期だと、ゆでたけのこや、きぬさや、菜花などもいいですね。きぬさや、青菜などは、ゆでておいて入れます。肉もいいんです。ひき肉でだしをとってもいいし、手軽にハムを刻んでも。

たまごをふんわり仕上げる方法

片栗粉で淡いとろみをつけると、たまごがふんわり仕上がります。たまごは、昨日樋口さんに教えてもらったのですが、ざるを通すと均一に補足たらせますよ!という話。やってみたら確かに細かく均一でふんわり仕上がりました。
そのまま入れるときは箸を伝わせながら少しずつ入れるときれいに入りますが、どぼっと入ってしまって、ちょっとムラができたのも私は好ましく思っています。

山口さんの『お刺身の薬味和え』樋口さんの『青菜といんげん、なすのごまあえ』と一緒に合わせると、すばらしき一汁二菜の献立になります。

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山口さんのお刺身の薬味だれあえ、樋口さんの青菜といんげん、なすのごまあえも素晴らしいレシピでした!

簡単にできて満足度の高いかきたま汁をマスターすれば、日々のごはんのクオリティがあがります。ぜひやってみてくださいね。

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3人の書籍を紹介!

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自炊を無理なく身につけたい人に!山口祐加さん『週3レシピ~家ごはんはこれくらいがちょうどいい』


そして献立のバリエーションを広げたい人に!『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』
今回のかきたま汁は入ってないのですが、いろいろなスープの味の考え方や組み合わせが読んで見て楽しめる1冊です。




読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。