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本を、売ること。

先日、マガジンハウスがはじめたnoteのアカウントで、『朝10分でできるスープ弁当』の営業についての話を書いてもらった。

私は著者にしては、よく営業をするほうだと言われる。本来、著者は制作に関わって、あとは営業に任せるというのが理想なのだろうし、知らん顔していても本がちゃんと売れていく著者を見て、カッコいいなーと思う。でも私は放ったらかしで自分の本が売れるというイメージがひとつも持てない。

Twitterもinstagramもfacebookもnoteもyoutubeも発信して、イベントもテレビもラジオも店頭への色紙書きもサイン会もできるものはもう何から何までやって、ようやく今ここ。もしかして、本のために働いたと同じ時間だけ近所のファミリーマートでアルバイトしたら、本が売れた分ぐらいのお金は稼げていたかもしれない。

著者は、作るところからはじまって、できた本を読者の手に届けるまでの流れをまとめる座長、私はそんなふうに考えている。本が売れる売れないはもちろん著者の責任だ。世に出した本を、一冊でも多くの人に届けたいという気持ちが自分を動かす。

言わなくても書いた本がすべてを語る、というのはある意味正しく、ある意味では間違っている。本に関わる全員が、最初からその本の魅力に気づいてくれているわけではない。いきなりパーンとはじけるのではなく、じわじわ売れる本もある。だからこそ本まかせにせず、著者も交えて伝えていく努力は必要だと思う。
テレビやラジオ、イベントなどは読者に対してのアプローチだけれど、版元の営業や取次や書店にも届け!という気持ちでやっている。伝えるメッセージがまとまってチーム感が出てくると、本には俄然、力が宿る。

……なーんてカッコよさげなことを言いつつ、本当のところ、私は本を作るのと同じぐらい、たぶん売るのも好きなんだろうなーと思う。

もちろん私にもわかっている。著者の本当の仕事は、しっかりとメッセージが伝わり、聞いた人が誰かに伝えずにはいられなくなるような価値ある本を作ることだと。販促活動をしながらも、次の本のことを考えています。

そうそう、マガジンハウスの記事ではこんな募集も。

表紙画像を「みんなのフォトギャラリー」にアップしました(画像の使い方はこちらから)。表紙画像とともに、作ったスープ弁当をnoteに書いていただけたらうれしいです!

この下のリンク先に表紙画像があるはず。

#スープ弁当   や #朝10分でできるスープ弁当 で、投稿してみてくださいね!

読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。