『スープのたね』イベントレポート 2016.1.15 24 有賀 薫 2016年1月17日 10:40 金曜日、絵本作家のきくち ちきさんをお招きしてスープのイベントを開きました。ライブペインティングの様子をレポートします。(撮影:赤崎えいか) 紙は1.5m×4mの大きな紙に、約2時間で絵を描いてもらいます。お題は架空の絵本『スープのたね』のイメージ画。大きな鍋をみんなで囲んでいる、そんな場面をちきさんに描いてほしいとお願いしました。 水彩絵の具と普通の絵筆で、絵を描いていきます。 きくちちきさんは『しろねこ くろねこ』で絵本作家デビュー。本作品が“ブラティスラヴァ国際絵本原画展金のりんご賞”を受賞しました。気鋭の絵本作家です。最新刊は今の季節にぴったりの『ゆき』(ほるぷ出版)。 最初しばらく、何が描かれているのかわからなかったのですが 途中から、次々と動物たちが現れました! 真剣なまなざしの、ちきさん。 さて、絵が少し進んだところでスープタイム。本日のスープは、フランスの地方料理、ガルビュールです。白いんげんやきゃべつ、かぶなどを入れた素朴なスープ。ピメント・デスペレッドという唐辛子をふりかけて。 今日はパティシエの杉山トモ子さんが、絵本にちなんだアイシングクッキーを何種類か作って持ってきてくれました。 青い鳥のクッキー。 ちいさなお子さんからの質問にも、笑顔で答えてくれるちきさん。 さあ、終盤になって、いよいよ鍋が描かれました。その中身は? 紙の上を歩きながら、足りないところに筆を入れていくと、絵がどんどん強くなっていきます。 完成間近。 サインを入れて、完成。絵の上に残されたたくさんの足跡、そして絵ができる間を共有したみんなの時間、鍋の中身よりも、そのことが一番大事だということを伝えたかったというちきさんの言葉に、会場から大きな拍手が湧きおこりました。 絵本の場面は、紙の上に描かれた絵だけではありません。絵を見ているお客様たちも、動物たちと一緒に美味しい時間を過ごした仲間です。大きな絵本が会場の中に現われました。 レポート写真は写真家の赤崎えいかさんが撮影してくださいました。素敵なサイトもぜひ→ http://www.akasakieika.com/#!journey/ckiy #写真 #スープ 24 読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。 記事をサポート