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災害時にはスープジャーとおにぎりを

友人であり、国際災害レスキューナースである辻直美さんが、こんなツイートをされていました。

辻さんとは以前イベントで、防災とスープというテーマでお話をしたことがありました。

自然災害で、電気、ガス、水道などのライフラインが止まってしまったり、あるいは家から避難をしたりしなければならない状況になるということが、以前よりもずっと身近で、かつどんな地域にでも起こりえることになっています。

だからこそ、こういうとき、ちょっと早めに準備をしておくことは大事。数多くの災害の場を見てきた辻さんからも、スープジャーはすごく強力な味方だと太鼓判をいただいています。
6時間ぐらいは平気で熱さが保てますから早めに作っておけば、いざというときに持って出てもいいし、家で普通に食べてもいいのです。
また、スープジャーがない方でも、何かがあったときにはスープやシチューを大鍋に作っておくととても安心。それに、日本人の叡智ともいえる、おにぎりがあれば最強です。

とにかく作る。作ることで心が安定するという効果もあります。備えあれば憂いなしと言いますが、備えるうちに、心構えができるということなのでしょう。

スープジャーのスープは冷蔵庫にあるものを何かしら煮立てて、あたためたスープジャーに入れておけばいいわけです。スープジャーの場合は、しっかり中まで熱さえ入っていれば、柔らかくなっていなくても大丈夫。ジャーの中でふっくらと煮えあがります。

今日はじゃがいも豚汁と、スープ弁当から常備野菜のキャベツと缶詰を使ったレシピをひとつ、ご紹介しておきます。

じゃがいも豚汁
▼材料(300mLのジャー1個分)
豚ばら肉薄切り 50g
じゃがいも 中1個
長ねぎ 4cmほど
すりおろししょうが 少々
味噌 大さじ1

▼作り方
1じゃがいもは皮をむき1/4に切る。長ねぎは斜め切り。豚肉は4cm幅に切る。
2鍋に味噌以外のすべての材料を入れ、水200mLを加えて煮立てる。
3味噌を溶き入れ、ジャーに移す。

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キャベツとさんま缶の中華スープ

▼材料(300mLのジャー1個分)
キャベツ 大1枚(60g)
さんまかば焼き缶 1/2缶
ごま油 小さじ2
塩 ひとつまみ
酢 小さじ1/4

▼作り方
1キャベツは手でちぎる。
2鍋にキャベツとごま油、塩、水大さじ1を入れ、ふたをして中火で2分加熱する。
3水200mLとさんまのかば焼き缶を粗くほぐして煮汁ごと入れ、煮立ったら酢を加えてジャーに移す。

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スープジャーは保温調理ができ、少ない燃料でスープが作れます。300mLのものは一人分です。500mLあると、二人分まで作れます。家にひとつ、ストックしておくと調理器具として便利です。

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左が500mL、右が300mL

宣伝になってしまいますが、こちらも張り付けておきますね。


被災地の方々にはお見舞い申し上げます。そして、みなさまの安全を心からお祈りします。


読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。